コンフィグレーションガイド Vol.2


19.1.4 優先度決定

優先度決定は,どのシェーパユーザ内のユーザ送信キューからフレームを出力するかを決定する機能です。本装置では,次の2種類の方法で優先度を決定します。

〈この項の構成〉

(1) ユーザ優先度マッピング

VLAN Tagの付いたフレームのユーザ優先度によって,自動でユーザ送信キュー番号を決定する方式です。

ユーザ優先度に使用するVLAN Tagとして,1段目のVLAN Tagまたは2段目のVLAN Tagのどちらかを選択できます。VLAN Tagの付いていないフレームに対してはユーザ優先度マッピングをしないで,フロー検出で決定した優先度またはデフォルトの優先度によって,ユーザ送信キュー番号を決定します。

ユーザ優先度マッピングするユーザ送信キューの番号は,使用するキュー数によって異なります。ユーザ優先度とユーザ送信キュー番号の対応を次の表に示します。

表19‒5 ユーザ優先度とユーザ送信キュー番号の対応

ユーザ優先度

ユーザ優先度で決定するユーザ送信キュー番号

8キュー時

4キュー時

0

1

1

1

2

2

3

2

3

4

4

5

3

5

6

6

7

4

7

8

(2) フロー検出による優先度決定

QoSフローの優先度変更によってユーザ送信キューを決定します。優先度変更については,「16 優先度変更」を参照してください。