コンフィグレーションガイド Vol.1


6.2.4 コンフィグレーションの追加・変更・削除

〈この項の構成〉

(1) コンフィグレーションコマンドの入力

コンフィグレーションコマンドを使用して,コンフィグレーションを編集します。また,コンフィグレーションのコマンド単位での削除は,コンフィグレーションコマンドの先頭に「no」を指定することで実現できます。コンフィグレーションの編集例を次の図に示します。

図6‒16 コンフィグレーションの編集例
(config)# interface gigabitethernet 1/1            <-1
(config-if)# description "PORT001"                 <-2
(config-if)# exit
(config)#
(config)# interface gigabitethernet 1/1            <-3
(config-if)# no description                        <-4
(config-if)# exit
(config)#
  1. ギガビットイーサネットのインタフェース1/1にモードを移行します。

  2. 補足説明を設定します。

  3. ギガビットイーサネットのインタフェース1/1にモードを移行します。

  4. 補足説明を削除します。

機能の抑止を設定するコマンドでは,コンフィグレーションコマンドの先頭に「no」を指定して設定して,機能の抑止を解除する場合に「no」を外したコンフィグレーションコマンドを入力します。機能の抑止および解除の編集例を次の図に示します。

図6‒17 機能の抑止および解除の編集例
(config)# no ip domain lookup                       <-1
(config)# ip domain name router.example.com         <-2
(config)# ip name-server 192.0.2.1                  <-3
(config)# ip domain lookup                          <-4
  1. DNSリゾルバ機能を無効にします。

  2. ドメイン名をrouter.example.comに設定します。

  3. ネームサーバを192.0.2.1に設定します。

  4. DNSリゾルバ機能を有効にします。

(2) 入力コマンドのチェック

コンフィグレーションコマンドを入力すると,入力されたコンフィグレーションに誤りがないかすぐにチェックされます。エラーがない場合は次の図に示すようにプロンプトが表示されて,コマンドの入力待ちになります。なお,入力したコマンドが反映される契機はコンフィグレーションのコミットモードによって異なります。

図6‒18 正常入力時の出力
(config)# interface gigabitethernet 1/1
(config-if)# description "PORT001"
(config-if)#

エラーがある場合は次の図に示すように,入力したコマンドの行の下にエラーの内容を示したエラーメッセージが表示されます。この場合,入力したコンフィグレーションは反映されないので,入力の誤りを正してから再度入力してください。

図6‒19 異常入力時のエラーメッセージ出力
(config)# interface tengigabitethernet 1/1
(config-if)# description
description 
            ^
% The command at the ^ maker is invalid.
(config-if)#