コンフィグレーションガイド Vol.1


6.2.3 コンフィグレーションのコミットモードの設定

〈この項の構成〉

(1) コミットモードの確認

コンフィグレーションを編集する前に,コンフィグレーションのコミットモードを確認します。コミットモードの確認例を次の図に示します。

図6‒13 コミットモードの確認例
# configure
(config)# status                                   <-1
File name          : running-config
Commit mode        : Auto commit                   <-2
Last modified time : Thu Oct 11 12:00:00 20XX UTC by operator (not modified)
Buffer             : Total     XXXXXXXXXX Bytes
                     Available XXXXXXXXXX Bytes (XXXX%)
                     Fragments XX Bytes (XXXX%)
Login user         : USER  operator  LOGIN  Fri Oct 12 12:00:00 20XX UTC edit
(config)#
  1. コンフィグレーションモードでstatusコマンドを実行します。

  2. 編集中のコンフィグレーションの情報が表示されるので,「Commit mode」の内容を確認します。「Auto commit」と表示される場合,現在のコミットモードは逐次コミットモードです。「Manual commit」と表示される場合,現在のコミットモードは手動コミットモードです。

(2) コミットモードの設定

コンフィグレーションのコミットモードを設定します。コミットモードを逐次コミットモードから手動コミットモードへ変更する場合の設定例を次の図に示します。

図6‒14 逐次コミットモードから手動コミットモードへの設定例
(config)# configuration commit-mode manual             <-1
!(config)#
  1. 手動コミットモードを設定します。手動コミットモードの設定はすぐにランニングコンフィグレーションに反映されるため,設定した時点で,手動コミットモードに移行します。

コミットモードを手動コミットモードから逐次コミットモードへ変更する場合の設定例を次の図に示します。

図6‒15 手動コミットモードから逐次コミットモードへの設定例
(config)# no configuration commit-mode                 <-1
!(config)# commit                                      <-2
A commit of the configuration finished successfully.
(config)#
  1. 手動コミットモードの設定を削除します。

  2. 1.の内容を,commitコマンドでランニングコンフィグレーションに反映して,スタートアップコンフィグレーションに保存します。commitコマンドの実行が完了した時点で,逐次コミットモードに移行します。