6.2.5 ランニングコンフィグレーションへの反映
- 〈この項の構成〉
(1) 逐次コミットモード
コンフィグレーションのコミットモードが逐次コミットモードの場合,コンフィグレーションの編集内容をすぐにランニングコンフィグレーションに反映します。逐次コミットモードでのランニングコンフィグレーションへの反映例を次の図に示します。
(config)# interface gigabitethernet 1/1 (config-if)# description "PORT001" <-1 !(config-if)# exit !(config)# |
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コンフィグレーションを編集します。コマンドの実行が完了した時点で,ランニングコンフィグレーションに反映します。
(2) 手動コミットモード
コンフィグレーションのコミットモードが手動コミットモードの場合,commitコマンドを実行することで,コンフィグレーションの編集内容を一括でランニングコンフィグレーションに反映して,スタートアップコンフィグレーションに保存します。手動コミットモードでのランニングコンフィグレーションへの反映例を次の図に示します。
(config)# interface gigabitethernet 1/1 (config-if)# description "PORT001" <-1 !(config-if)# exit !(config)# commit <-2 A commit of the configuration finished successfully. (config)# |
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コンフィグレーションを編集します。コマンドの実行が完了した時点では,ランニングコンフィグレーションに反映しません。
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commitコマンドを実行します。編集内容を一括でランニングコンフィグレーションに反映して,スタートアップコンフィグレーションに保存します。
コンフィグレーションを編集したあと,編集内容を破棄して指定したコンフィグレーションの内容に戻す場合は,rollbackコマンドを使用します。コンフィグレーションの編集内容を戻す例を次の図に示します。
(config)# interface gigabitethernet 1/1 (config-if)# description "PORT001" <-1 !(config-if)# exit !(config)# rollback running <-2 The configuration being edited will be discarded. Do you want to roll back the configuration? (y/n): y A rollback of the configuration finished successfully. (config)# |
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コンフィグレーションを編集します。コマンドの実行が完了した時点では,ランニングコンフィグレーションに反映しません。
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rollbackコマンドを実行します。編集中のコンフィグレーションの内容が,指定したコンフィグレーション(この例ではランニングコンフィグレーション)の内容に戻ります。