コンフィグレーションガイド

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7.1.3　MAC VLAN【AX7800S】

＜この項の構成＞
(1)　設定内容の概要
(2)　構成図と設定条件
(3)　コンフィグレーション例

(1)　設定内容の概要

本装置A，本装置BにMAC VLANを設定し，VLANに通信を許可する端末のMACアドレスを設定します。また，装置間を802.1QTag-VLANで接続する設定例を示します。

(2)　構成図と設定条件

［構成図］

図7-3　構成図

[図データ]

［設定条件］
  1. 本装置A，本装置BにMAC VLANを設定します。
  2. MAC VLANでの通信を許可するMACアドレスを登録します。

(3)　コンフィグレーション例

［コマンドによる設定］

＜本装置A＞
 1    (config)# vlan 100 mac-based
      [vlan 100]
 2    (config)# mac-address 00:12:E2:00:00:a1
      [vlan 100]
 3    (config)# mac-address 00:12:E2:00:00:a2
      [vlan 100]
 4    (config)# untagged-port 0/1-2
      [vlan 100]
 5    (config)# tagged-port 0/5
      [vlan 100]
 6    (config)# exit
 7    (config)# vlan 200 mac-based
      [vlan 200]
 8    (config)# mac-address 00:12:E2:00:00:a3
      [vlan 200]
 9    (config)# mac-address 00:12:E2:00:00:a4
      [vlan 200]
10    (config)# untagged-port 0/3-4
      [vlan 200]
11    (config)# tagged-port 0/5
      [vlan 200]
12    (config)# exit

表7-4　本装置Aのコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 MAC VLANとしてVLAN ID 100を定義します。
vlanモードに移行します。
2 当該VLANでの通信を許可するMACアドレス(00:12:E2:00:00:a1)を設定します。
3 当該VLANでの通信を許可するMACアドレス(00:12:E2:00:00:a2)を設定します。
4 ポート0/1-2をUntaggedポートに設定します。
5 ポート0/5をTaggedポートに設定します。
6 vlanモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
7 MAC VLANとしてVLAN ID 200を定義します。
vlanモードに移行します。
8 当該VLANでの通信を許可するMACアドレス(00:12:E2:00:00:a3)を設定します。
9 当該VLANでの通信を許可するMACアドレス(00:12:E2:00:00:a4)を設定します。
10 ポート0/3-4をUntaggedポートに設定します。
11 ポート0/5をTaggedポートに設定します。
12 vlanモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。

＜本装置B＞
 1    (config)# vlan 100 mac-based
      [vlan 100]
 2    (config)# mac-address 00:12:E2:00:00:b1
      [vlan 100]
 3    (config)# mac-address 00:12:E2:00:00:b2
      [vlan 100]
 4    (config)# untagged-port 0/1-2
      [vlan 100]
 5    (config)# tagged-port 0/5
      [vlan 100]
 6    (config)# exit
 7    (config)# vlan 200 mac-based
      [vlan 200]
 8    (config)# mac-address 00:12:E2:00:00:b3
      [vlan 200]
 9    (config)# mac-address 00:12:E2:00:00:b4
      [vlan 200]
10    (config)# untagged-port 0/3-4
      [vlan 200]
11    (config)# tagged-port 0/5
      [vlan 200]
12    (config)# exit

表7-5　本装置Bのコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 MAC VLANとしてVLAN ID 100を定義します。
vlanモードに移行します。
2 当該VLANでの通信を許可するMACアドレス(00:12:E2:00:00:b1)を設定します。
3 当該VLANでの通信を許可するMACアドレス(00:12:E2:00:00:b2)を設定します。
4 ポート0/1-2をUntaggedポートに設定します。
5 ポート0/5をTaggedポートに設定します。
6 vlanモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。
7 MAC VLANとしてVLAN ID 200を定義します。
vlanモードに移行します。
8 当該VLANでの通信を許可するMACアドレス(00:12:E2:00:00:b3)を設定します。
9 当該VLANでの通信を許可するMACアドレス(00:12:E2:00:00:b4)を設定します。
10 ポート0/3-4をUntaggedポートに設定します。
11 ポート0/5をTaggedポートに設定します。
12 vlanモードからグローバルコンフィグモードに戻ります。

［コンフィグレーションの表示］

＜本装置A＞
vlan 100 mac-based
  mac-address 00:12:E2:00:00:a1
  mac-address 00:12:E2:00:00:a2
  untagged-port 0/1-2
  tagged-port 0/5
!
vlan 200 mac-based
  mac-address 00:12:E2:00:00:a3
  mac-address 00:12:E2:00:00:a4
  untagged-port 0/3-4
  tagged-port 0/5

＜本装置B＞
vlan 100 mac-based
  mac-address 00:12:E2:00:00:b1
  mac-address 00:12:E2:00:00:b2
  untagged-port 0/1-2
  tagged-port 0/5
!
vlan 200 mac-based
  mac-address 00:12:E2:00:00:b3
  mac-address 00:12:E2:00:00:b4
  untagged-port 0/3-4
  tagged-port 0/5

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