解説書 Vol.2
キュー長が廃棄閾値を超えると,パケットを廃棄する機能です。廃棄閾値はキューイング優先度ごとに変えることができます。テールドロップの概念を次の図に示します。
この図に示すとおり,キューイング優先度2の廃棄閾値を超えると,キューイング優先度2のパケットをすべて廃棄します。
次に,廃棄閾値のデフォルト値を示します。デフォルト値はNIF種別によって異なります。廃棄閾値は,キュー長に対するキューの溜まり具合を百分率で表します。
- <この項の構成>
- (1) AX7800Sの場合
- (2) AX5400Sの場合
(1) AX7800Sの場合
表1-21 NIF種別と廃棄閾値との対応【AX7800S】
項番 NIF種別 キューイング優先度に対する廃棄閾値 1 2 3 4 1 NE10G-1ER
NE10G-1LW
NE10G-1EW
NE10G-1RX
NE10G-1RXA
NE1G-12TA
NE1G-12SA
NE1G-6GA
NP192-1S
NP192-1S4
NP48-4S
NEMX-12
S12-1G48T
S12-1G48S
S22-10G4RX
S33-10G4RX40% 60% 85% 100% 2 NE1G-48T ディストリビューション送信キュー 40% 60% 85% 100% 送信キュー 75% 100% 3 NE1GSHP-4S
NE1GSHP-8Sディストリビューション送信キュー 40% 60% 85% 100% アグリゲートキュー 25/50/75% 100% 注 表中のヘッダ部の数字1〜4は,キューイング優先度を示します。
上記表における項番1のNIFは,1%単位に廃棄閾値をカスタマイズすることができます。項番2のNIFは,廃棄閾値が固定です。項番3のNIFは,3種類のモードから廃棄閾値を選択することができます。
また,項番2のNIFにおける送信キューのキューイング優先度の廃棄閾値は,2クラスだけサポートします。
「1.6 優先度決定」で決定したキューイング優先度についてNIF種別ごとで使用するキューイング優先度のマッピングを次の表に示します。
表1-22 決定したキューイング優先度とNIF種別による対応キューイング優先度【AX7800S】
決定したキューイング優先度 対応するキューイング優先度 NIF種別 NE10G-1ER
NE10G-1LW
NE10G-1EW
NE10G-1RX
NE10G-1RXA
NE1G-12TA
NE1G-12SA
NE1G-6GA
NP192-1S
NP192-1S4
NP48-4S
MEMX-12
S12-1G48T
S12-1G48S
S22-10G4RX
S33-10G4RXNE1G-48T NE1GSHP-4S
NE1GSHP-8Sディストリビューション送信キュー 送信キュー ディストリビューション送信キュー アグリゲートキュー 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 3 3 3 2 3 2 4 4 4 4
(2) AX5400Sの場合
表1-23 NIF種別と廃棄閾値との対応【AX5400S】
項番 NIF種別 キューイング優先度に対する廃棄閾値 1 2 3 4 1 NF1G-6G
NFMX-34(32,33ポート)40% 60% 85% 100% 2 NF100-48TA
NF1G-48T
NF1G-32S
NFMX-44
NFMX-34(0〜31ポート)ディストリビューション送信キュー 40% 60% 85% 100% 送信キュー 75% 100% 注 表中のヘッダ部の数字1〜4は,キューイング優先度を示します。
上記表における項番1のNIFは,1%単位に廃棄閾値をカスタマイズすることができます。項番2のNIFは,廃棄閾値が固定です。
また,項番2のNIFにおける送信キューのキューイング優先度の廃棄閾値は,2クラスだけサポートします。
「1.6 優先度決定」で設定したキューイング優先度についてNIF種別ごとで使用するキューイング優先度のマッピングを次の表に示します。
表1-24 決定したキューイング優先度とNIF種別による対応キューイング優先度【AX5400S】
決定したキューイング優先度 対応するキューイング優先度 NIF種別 NF1G-6G
NFMX-34
(32,33ポート)NF100-48TA
NF1G-48T
NF1G-32S
NFMX-44
NFMX-34(0〜31ポート)ディストリビューション送信キュー 送信キュー 1 1 1 1 2 2 2 3 3 3 2 4 4 4
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