コンフィグレーションガイド

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8.4.3 複数台のリレーエージェントを経由する2

<この項の構成>
(1) 設定内容の概要
(2) 構成図と設定条件
(3) コンフィグレーション例

(1) 設定内容の概要

DHCP/BOOTPサーバとDHCP/BOOTPクライアント間で複数台のリレーエージェントを経由するときのDHCP/BOOTPリレーエージェントコンフィグレーションの例を示します。本定義例では,DHCP/BOOTPクライアントが存在するネットワークに接続されている本装置Aでリレーリストに本装置BのIPアドレスを,DHCP/BOOTPサーバが存在するネットワークに接続されている本装置BでリレーリストにDHCP/BOOTPサーバのIPアドレスを設定しています。

(2) 構成図と設定条件

[構成図]

図8-15 構成図

[図データ]

[設定条件]
  1. DHCP/BOOTPクライアントはイーサネットにて接続されていること。
  2. DHCP/BOOTPクライアントが本装置Aに接続されているインタフェースのIPアドレスを170.1.1.1とする。
  3. 本装置Bが本装置Aに接続されているインタフェースのIPアドレスを170.2.2.1とする。
  4. DHCP/BOOTPサーバのIPアドレスを170.10.10.10とする。

(3) コンフィグレーション例

[コマンドによる設定]

<本装置A>
 1    (config)# relay-list 1 170.2.2.1
 2    (config)# relay-group RedGroup 1
 3    (config)# relay-interface Department1 relay_group RedGroup
                bootp_hops 1

表8-16 本装置Aのコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 リレーリスト1に本装置Bのインタフェース名Department2のIPアドレス170.2.2.1を設定します。
2 解説番号1で設定したリレーリストをリレーグループ名RedGroupに登録します。
3 解説番号2で設定したリレーグループ名RedGroupをインタフェース名Department1に設定し,BOOTP REQUEST HOPS値を1とします。

<本装置B>
 1    (config)# relay-list 1 170.10.10.10
 2    (config)# relay-group BlueGroup 1
 3    (config)# relay-interface Department2 relay_group BlueGroup
                bootp_hops 2

表8-17 本装置Bのコンフィグレーション解説

解説番号 解説
1 リレーリスト1にDHCP/BOOTPサーバのIPアドレス170.10.10.10を設定します。
2 解説番号1で設定したリレーリストをリレーグループ名BlueGroupに登録します。
3 解説番号2で設定したリレーグループ名BlueGroupをインタフェース名Department2に設定し,BOOTP REQUEST HOPS値を2とします。

[コンフィグレーションの表示]

<本装置A>
relay-list 1 170.2.2.1
relay-group RedGroup 1
relay-interface Department1 relay_group RedGroup bootp_hops 1

<本装置B>
relay-list 1 170.10.10.10
relay-group BlueGroup 1
relay-interface Department2 relay_group BlueGroup bootp_hops 2

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