コンフィグレーションガイド Vol.2

19.1.3　障害発生時のPSP動作

冗長構成でPSPに障害が発生した場合，ほかの正常なPSPを使用して通信を継続します。すべてのPSPを運用系として使用している場合に障害が発生すると，ほかの正常なPSPを使用して通信を継続します。待機系PSPがある場合に障害が発生すると，運用系から待機系に切り替えることでパケット転送性能を維持したまま通信を継続します。

障害発生時の動作例を次に示します。

• すべてのPSPが運用系の場合
  すべてのPSPが運用系として動作している場合に，障害が発生した例を次に示します。
  
  • 障害前
    両系のPSPが運用系として動作しています。障害発生前の動作を次の図に示します。
    

    図19-2　障害発生前の動作

    

  • 障害発生後
    CSU1系のボードに障害が発生した場合，障害が発生していないPSPで動作し続けます。障害発生後の動作を次の図に示します。
    

    図19-3　障害発生後の動作

    

• 待機系PSPがある場合
  運用系と待機系に分けて動作している場合に，障害が発生した例を次に示します。
  
  • 障害前
    運用系CSUのPSPが運用系として動作しています。また，コンフィグレーションの運用系PSP数に1を設定した状態で動作しています。障害発生前の動作を次の図に示します。
    

    図19-4　障害発生前の動作

    

  • 障害発生後
    CSU1系のボードに障害が発生した場合，CSU2系が待機系から運用系に切り替わり，動作し続けます。障害発生後の動作を次の図に示します。
    

    図19-5　障害発生後の動作

    

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