コンフィグレーションガイド Vol.2

[目次][索引][前へ][次へ]


19.1.4 パケット転送時の負荷分散

CSUを冗長化し,両系のPSPを運用系として使用している場合,パケット転送を行うPSPを分散させることで運用系PSPを効率的に利用します。

パケットを受信するポートごとに振り分け先PSPが決まります。したがって,サーバやルータなどの通信のようにトラフィックが集中するポートは,できるだけ振り分け先PSPが分散するように接続ポートを選択します。これによって,パケット転送を行うPSPの負荷を分散できます。

PSPとNIFの間のパケット転送バスは1PSP当たり1本あり,それぞれの中継バスでパケット転送性能を共有します。

パケット転送性能を共有するポートの組み合わせを次の表に示します。

表19-1 パケット転送性能を共有するポートの組み合わせ

NIFの種類 ポート数 運用系PSP数ごとの
パケット転送性能を共有するポートの組み合わせ
1 2
NK1G-24T
NK1G-24S
24 (1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,
13,14,15,16,17,18,19,20,21,
22,23,24)
(1,3,5,7,9,11,13,15,17,19,21,23)
(2,4,6,8,10,12,14,16,18,20,22,24)
NK1GS-8M 8 (1,2,3,4,5,6,7,8) (1,2,3,4,5,6,7,8)
(なし)
NK10G-4RX 4 (1,2,3,4) (1,3)
(2,4)
NK10G-4RXA 4 (1,2,3,4) (1,3)
(2,4)
NK10G-8RX 8 (1,2,3,4,5,6,7,8) (1,3,5,7)
(2,4,6,8)
NK10G-8RXA 8 (1,2,3,4,5,6,7,8) (1,3,5,7)
(2,4,6,8)

(凡例)( ):PSPを共有するポートの組み合わせ


[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

All Rights Reserved, Copyright(C), 2006, 2018, ALAXALA Networks, Corp.