コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) 運用系システムのボード交換
- (2) 冗長構成による運用開始時の注意事項
- (3) 冗長構成運用時のログインに関する注意事項
- (4) 運用系システムの管理情報の同期に関する注意事項
- (5) 系切替発生時の注意事項
(1) 運用系システムのボード交換
運用系BCU,運用系CSUまたは運用系MSUを交換する場合は,運用コマンドredundancy force-switchoverで運用系システムと待機系システムを系切替させ,交換部位を待機系にしてから交換してください。
(2) 冗長構成による運用開始時の注意事項
- ソフトウェアの注意事項
運用系システムと待機系システムのソフトウェアバージョンが異なった冗長構成による運用中は,コンフィグレーションの編集ができません。ソフトウェアのバージョンを一致させてください。
(3) 冗長構成運用時のログインに関する注意事項
- シリアル接続ポート
運用系システムおよび待機系システムのそれぞれにコンソールを接続してログインが可能です。
- マネージメントポート
冗長構成時は運用系システムのマネージメントポートを使用して装置にログインできます。待機系システムのマネージメントポートからはログインできません。
- 通信用ポート
リモート運用端末から通信用ポートを経てログインする場合は運用系システムにログインします。待機系システムへログインすることはできません。
- シリアル接続ポート(AUX)にダイアルアップIP接続
リモート運用端末からダイアルアップIP接続してログインする場合は,運用系システムおよび待機系システムへログインが可能です。
(4) 運用系システムの管理情報の同期に関する注意事項
AX6700SおよびAX6300Sで,容量が異なる内蔵フラッシュメモリを搭載したBCUまたはMSUで冗長構成を構築している場合,運用コマンドsynchronize実行時にエラーになることがあります。詳細は,「運用コマンドレファレンス Vol.2 synchronize」の注意事項を参照してください。
(5) 系切替発生時の注意事項
系切替発生時,次のどちらかの運用メッセージが出力されるまでの間,運用コマンドでの表示情報およびMIBで取得される情報に系切替後の状態が反映されないことがあります。
- This system (BCUx※) changed from standby to active.BCUx※ is standby.
- This system (BCUx※) changed from active to standby.BCUx※ is active.
注※ 装置モデルによってBCU,CSUまたはMSUが表示されます。また,xにはスロット番号が表示されます。
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