コンフィグレーションガイド Vol.2

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17.1.2 冗長構成での動作

本装置では,AX6700SではBCUボード,AX6600SではCSUボード,AX6300SではMSUボードの実装枚数が1枚であれば一重化で動作します。実装枚数が2枚であれば待機系システムの起動が完了し,系切替が可能な状態になったとき,‘System mode changed from simplex to duplex.’のログを表示して,二重化での運用を開始します。実装枚数が2枚でも待機系システムが起動完了していない場合,一重化で動作します。一重化から二重化へ,または二重化から一重化へ構成が変化しても通信への影響はありません。

一重化から二重化で運用開始するまでの流れを次の図に示します。

図17-4 二重化運用開始時の動作

[図データ]

(図の説明)
  1. 運用系システムだけで一重化運用
  2. 待機系システムの起動が完了
  3. 待機系システムの起動が完了した契機を運用系システムへ通知
  4. 3.の通知を受け取り,運用系システムは二重化で運用が開始された事象をログ表示
  5. 3.の通知を送出し,待機系システムは二重化で運用が開始された事象をログ表示

電源を入れた後,冗長構成で運用を開始すると,AX6700SシリーズではBCU1が運用系として動作し,BCU2は待機系として運用を開始します。AX6600SシリーズではCSU1が運用系として動作し,CSU2は待機系として運用を開始します。AX6300SシリーズではMSU1が運用系として動作し,MSU2は待機系として運用を開始します。これらの実装位置については,マニュアル「コンフィグレーションガイド Vol.1 2.1 本装置のモデル」を参照してください。

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