コンフィグレーションガイド Vol.2

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17.1.3 装置起動時の待機系および運用系との整合性確認

系切替前後で差分がでないようにするためには,幾つかの情報を両系間で合わせておく必要があります。そのため,本装置では,装置起動時に待機系は運用系から「表17-2 運用中に同期する管理情報」に示す情報を取得して比較します。比較した情報に差異がある場合は,ログ出力によって警告します。情報の比較が行われ不一致を検出するまでの流れを次の図に示します。

図17-5 装置起動時の情報比較

[図データ]

(図の説明)
  1. 待機系システムの起動が完了
  2. 待機系システムの起動が完了した契機を運用系システムへ通知
  3. 運用系システムの各種情報を待機系システムへ通知
  4. 待機系システムは3.の情報と自系の情報を比較し,情報不一致を検出
  5. 待機系システムは比較結果を運用系システムへ通知
  6. 待機系システムは4.で情報不一致を検出したため,情報不一致ログを出力
  7. 運用系システムは5.の比較結果に従い,情報不一致ログを出力

立ち上げ時に行う両系間の比較情報を次の表に示します。

表17-1 立ち上げ時に行う両系間の比較情報の一覧

項番 立ち上げ時に両系間で整合性確認を行う情報
1 ソフトウェアのバージョン情報
2 ライセンスキー情報
3 コンフィグレーション

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