コンフィグレーションガイド Vol.1
- <この項の構成>
- (1) IEEE802.3ah/UDLD
- (2) L2ループ検知
- (3) CFM
(1) IEEE802.3ah/UDLD
IEEE802.3ah/UDLDの収容条件を次の表に示します。
表3-72 設定可能ポート数
モデル 設定可能ポート数 AX6708S 192
(2) L2ループ検知
(a) L2ループ検知フレーム送信レート
L2ループ検知のL2ループ検知フレーム送信レートを次の表に示します。
表3-73 L2ループ検知フレーム送信レート
モデル L2ループ検知フレームの送信レート(装置当たり)※1 スパニングツリー,GSRP,Ring Protocolのどれかを使用している場合 スパニングツリー,GSRP,Ring Protocolのどれも使用していない場合 AX6700Sシリーズ共通 90pps(推奨値)※2 600pps(最大値)※3
- L2ループ検知フレーム送信レート算出式
L2ループ検知フレーム送信対象のVLANポート数※4÷L2ループ検知フレームの送信レート(pps)≦送信間隔(秒)
- 注※1
- 送信レートは上記の条件式に従って,自動的に600pps以内で変動します。
- 注※2
- スパニングツリー,GSRP,Ring Protocolのどれかを使用している場合は,90pps以下に設定してください。90ppsより大きい場合,スパニングツリー,GSRP,Ring Protocolの正常動作を保障できません。
- 注※3
- 600ppsを超えるフレームは送信しません。送信できなかったフレームに該当するポートやVLANではループ障害を検知できなくなります。必ず600pps以下に設定してください。
- 注※4
- チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1ポートと数えます。
(b) ネットワーク全体での動作可能装置数
ネットワーク全体で本機能が動作可能な装置台数は,AX6700Sシリーズ,AX6600Sシリーズ,AX6300Sシリーズの合計で64台までです。
(c) 物理ポート数
L2ループ検知を運用時の物理ポート数の収容条件を次の表に示します。
表3-74 物理ポートの収容条件
NIF略称 使用可能な物理ポート数※1 NK1G-24T すべてのポート NK1G-24S すべてのポート NK1GS-8M すべてのポート NK10G-4RX BSUシングルアクト運転の場合,2ポートまで BSUダブルアクト運転またはBSUトリプルアクト運転の場合,すべてのポート※2 NK10G-4RXA BSUシングルアクト運転の場合,2ポートまで BSUダブルアクト運転またはBSUトリプルアクト運転の場合,すべてのポート※2 NK10G-8RX BSUシングルアクト運転の場合,2ポートまで BSUダブルアクト運転の場合,4ポートまで※3 BSUトリプルアクト運転の場合,6ポートまで※4※5 NK10G-8RXA BSUシングルアクト運転の場合,2ポートまで BSUダブルアクト運転の場合,4ポートまで※3 BSUトリプルアクト運転の場合,6ポートまで※4※5
- 注※1
- 収容条件を超える物理ポートを使用した場合,常時または一時的に高負荷のトラフィックが流れると,L2ループ検知フレームが廃棄されるおそれがあります。廃棄されることでループ障害の検知が遅れる場合があります。
- 注※2
- BSUの冗長性を確保したい場合は,BSUトリプルアクト運転で使用してください。
- 注※3
- ポート番号が1〜4,3〜6,または5〜8のどれかの範囲で使用してください。
- 注※4
- ポート番号が1〜6,または3〜8のどちらかの範囲で使用してください。
- 注※5
- BSUの冗長性を確保したい場合は,使用する物理ポートを4ポートまでで運用してください。ただし,ポート番号が1〜4,3〜6,または5〜8のどれかの範囲で使用してください。
(3) CFM
CFMの収容条件を次の表に示します。
表3-75 CFMの収容条件
モデル ドメイン数 MA数 MEP数 MIP数 CFMポート総数※1※2 リモートMEP総数※2※3 AX6700Sシリーズ共通 8/装置 192/装置 192/装置 192/装置 1024/装置 8064/装置
- 注※1
- CFMポート総数とは,MAのプライマリVLANのうち,CFMのフレームを送信するVLANポートの総数です。
- Down MEPだけのMAの場合
- Down MEPのVLANポートの総数
- Up MEPを含むMAの場合
- プライマリVLANの全VLANポートの総数
- なお,CFMポート総数は運用コマンドshow cfm summaryで確認できます。
- 注※2
- CFMポート総数およびリモートMEP総数は,CCM送信間隔がデフォルト値のときの収容条件です。CCM送信間隔を変更すると,CFMポート総数およびリモートMEP総数の収容条件が変わります。CCM送信間隔によるCFMポート総数およびリモートMEP総数の収容条件を次の表に示します。
表3-76 CCM送信間隔による収容条件
モデル CCM送信間隔 CFMポート総数 リモートMEP総数 AX6700Sシリーズ共通 1分以上 1024/装置 8064/装置 10秒 256/装置 4032/装置 1秒 192/装置 400/装置
- 注※3
- リモートMEP総数とは,自装置以外のMEPの総数です。MEPからのCCM受信性能に影響します。リモートMEP総数は運用コマンドshow cfm remote-mepで確認できます。
表3-77 CFMの物理ポートおよびチャネルグループの収容条件
モデル MEP・MIPを設定可能な物理ポートおよびチャネルグループの総数※ AX6700Sシリーズ共通 全ポート
- 注※
- MEP・MIPは同一ポートに対して複数設定できます。チャネルグループの場合は,チャネルグループ単位で1ポートと数えます。
表3-78 CFMのデータベース収容条件
モデル MEP CCM
データベース
エントリ数MIP CCM
データベース
エントリ数Linktrace
データベース
エントリ数※AX6700Sシリーズ共通 63/MEP 12288/装置 1024/装置
- 注※
- 1ルート当たり256装置の情報を保持する場合は,最大で4ルート分を保持します(1024÷256装置=4ルート)。
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