ハードウェア取扱説明書

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5.7 ネットワークインタフェース機構の増設および交換


!警告
ネットワークインタフェース機構の増設,交換作業は,教育を受けた技術者または保守員が行なってください。


注意
ネットワークインタフェース機構の搭載部品やはんだ面には手を触れないでください。また,保管する場合は静電防止袋の中に入れて保管してください。


NOTE
増設する場合はブランクパネルを取り外してください。なお,取り外したブランクパネルは大切に保管してください。

<この節の構成>
(1) 取り外し方
(2) 取り付け方

(1) 取り外し方

ネットワークインタフェース機構を取り外すには,以下の手順で行ないます。


NOTE
以下は装置の電源を入れたままでネットワークインタフェース機構を取り外す場合の手順です。
装置の電源を切断してネットワークインタフェース機構を取り外す場合は,「ステップ1」および「ステップ2」の操作は行ないません。装置の電源を切断し,「ステップ3」から操作を行なってください。

【ステップ1】
交換するネットワークインタフェース機構のCLOSE/FREEスイッチを押します。(ネットワークインタフェース機構のSTATUS LEDが消灯します。(ネットワークインタフェース機構の電源がOFFになります。))

図5-38 ネットワークインタフェース機構の電源の切断

[図データ]


!警告
ネットワークインタフェース機構のスイッチを押す場合,先の折れやすいものや,虫ピン,クリップなど,中に入って取り出せなくなるようなものは使用しないでください。火災・感電の原因となります。


NOTE
ネットワークインタフェース機構の電源は,システム操作パネルの操作でOFFにすることもできます。システム操作パネルの操作でネットワークインタフェース機構の電源をOFFにするには,「AX7800S・AX5400Sソフトウェアマニュアル運用ガイド 4章 システム操作パネルの操作」を参照してください。

【ステップ2】
交換するネットワークインタフェース機構のSTATUS LEDが消灯していること(ネットワークインタフェース機構の電源がOFFになっていること)を確認します。

図5-39 LEDの確認

[図データ]

【ステップ3】
ネットワークインタフェース機構のネジをゆるめます。

図5-40 ネットワークインタフェース機構のネジの取り外し

[図データ]

【ステップ4】
ネットワークインタフェース機構のレバーを矢印の方向に開きます。(ネットワークインタフェース機構が15mmほど手前に出ます。)

図5-41 ネットワークインタフェース機構のレバーによる取り外し

[図データ]


NOTE
ネットワークインタフェース機構を取り外すときには,コネクタ部の取り外しが正しく行なわれるよう,必ずレバーを使用してください。なお,レバーを動かすときには,無理な力を加えずにゆっくりと動かしてください。

【ステップ5】
ネットワークインタフェース機構を取り出します。

図5-42 ネットワークインタフェース機構の取り出し

[図データ]


注意
オプション機構を取り外して本装置を使用する場合,必ずブランクパネルを取り付けてください。ブランクパネルを取り付けずにそのまま使用すると,装置のエアフローが確保できなくなります。エアフローが確保できなくなると,装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となります。
また,本装置が発生する妨害電波が他の機器へ影響を与えたり,他の機器が発生する妨害電波が本装置に影響を与え,誤動作の原因となることがあります。

(2) 取り付け方

ネットワークインタフェース機構を取り付けるには,以下の手順で行ないます。


NOTE
以下は,装置の電源を入れたままでネットワークインタフェース機構を取り付ける場合の手順です。
装置の電源を切断してネットワークインタフェース機構を取り付ける場合,「ステップ4」の操作は行ないません。「ステップ1」から「ステップ3」までの操作を行なってください。

【ステップ1】
レバーを図のように開き,ネットワークインタフェース機構スロットにネットワークインタフェース機構を挿入します。

図5-43 ネットワークインタフェース機構の挿入

[図データ]


注意
ネットワークインタフェース機構を取り付けるときには,レバーを図のように開いてください。レバーを閉じていたり,開き過ぎたりしていると,挿入時にレバーを破損することがあります。

【ステップ2】
図の位置まで挿入し,矢印の方向にレバーを閉じます。(ネットワークインタフェース機構が奥まで挿入されます。)

図5-44 ネットワークインタフェース機構のレバーによる取り付け

[図データ]


NOTE
ネットワークインタフェース機構を取り付けるときには,コネクタ部の取り付けが正しく行なわれるよう,必ずレバーを使用してください。なお,レバーを動かすときには,無理な力を加えずにゆっくりと動かしてください。

【ステップ3】
ネットワークインタフェース機構のネジを締めます。

図5-45 ネットワークインタフェース機構の固定

[図データ]


注意
ネジを締めるときにはドライバを使用してください。また,しっかり固定されたことを確認してください。


NOTE
装置の電源を切断している場合,次の「ステップ4」の操作は行ないません。ここで装置の電源を投入してください。

【ステップ4】
ネットワークインタフェース機構のCLOSE/FREEスイッチを押します。(ネットワークインタフェース機構の電源がONになります。)

図5-46 ネットワークインタフェース機構の電源の投入

[図データ]


!警告
ネットワークインタフェース機構のスイッチを押す場合,先の折れやすいものや,虫ピン,クリップなど,中に入って取り出せなくなるようなものは使用しないでください。火災・感電の原因となります。


NOTE
ネットワークインタフェース機構を取り付けただけではネットワークインタフェース機構は動作しません。必ずCLOSE/FREEスイッチを押して,ネットワークインタフェース機構の電源をONにしてください。


NOTE
ネットワークインタフェース機構の電源は,システム操作パネルの操作でONにすることもできます。システム操作パネルの操作でネットワークインタフェース機構の電源をONにするには,「AX7800S・AX5400Sソフトウェアマニュアル運用ガイド 4章 システム操作パネルの操作」を参照してください。

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