ハードウェア取扱説明書
- ネットワークインタフェース機構の増設,交換作業は,教育を受けた技術者または保守員が行なってください。
- ネットワークインタフェース機構の搭載部品やはんだ面には手を触れないでください。また,保管する場合は静電防止袋の中に入れて保管してください。
- 増設する場合はブランクパネルを取り外してください。なお,取り外したブランクパネルは大切に保管してください。
- <この節の構成>
- (1) 取り外し方
- (2) 取り付け方
(1) 取り外し方
ネットワークインタフェース機構を取り外すには,以下の手順で行ないます。
- 以下は装置の電源を入れたままでネットワークインタフェース機構を取り外す場合の手順です。
- 装置の電源を切断してネットワークインタフェース機構を取り外す場合は,「ステップ1」および「ステップ2」の操作は行ないません。装置の電源を切断し,「ステップ3」から操作を行なってください。
- 【ステップ1】
- 交換するネットワークインタフェース機構のCLOSE/FREEスイッチを押します。(ネットワークインタフェース機構のSTATUS LEDが消灯します。(ネットワークインタフェース機構の電源がOFFになります。))
図5-38 ネットワークインタフェース機構の電源の切断
- ネットワークインタフェース機構のスイッチを押す場合,先の折れやすいものや,虫ピン,クリップなど,中に入って取り出せなくなるようなものは使用しないでください。火災・感電の原因となります。
- ネットワークインタフェース機構の電源は,システム操作パネルの操作でOFFにすることもできます。システム操作パネルの操作でネットワークインタフェース機構の電源をOFFにするには,「AX7800S・AX5400Sソフトウェアマニュアル運用ガイド 4章 システム操作パネルの操作」を参照してください。
- 【ステップ2】
- 交換するネットワークインタフェース機構のSTATUS LEDが消灯していること(ネットワークインタフェース機構の電源がOFFになっていること)を確認します。
図5-39 LEDの確認
- 【ステップ3】
- ネットワークインタフェース機構のネジをゆるめます。
図5-40 ネットワークインタフェース機構のネジの取り外し
- 【ステップ4】
- ネットワークインタフェース機構のレバーを矢印の方向に開きます。(ネットワークインタフェース機構が15mmほど手前に出ます。)
図5-41 ネットワークインタフェース機構のレバーによる取り外し
- ネットワークインタフェース機構を取り外すときには,コネクタ部の取り外しが正しく行なわれるよう,必ずレバーを使用してください。なお,レバーを動かすときには,無理な力を加えずにゆっくりと動かしてください。
- 【ステップ5】
- ネットワークインタフェース機構を取り出します。
図5-42 ネットワークインタフェース機構の取り出し
- オプション機構を取り外して本装置を使用する場合,必ずブランクパネルを取り付けてください。ブランクパネルを取り付けずにそのまま使用すると,装置のエアフローが確保できなくなります。エアフローが確保できなくなると,装置内部の温度上昇により,障害発生の原因となります。
- また,本装置が発生する妨害電波が他の機器へ影響を与えたり,他の機器が発生する妨害電波が本装置に影響を与え,誤動作の原因となることがあります。
(2) 取り付け方
ネットワークインタフェース機構を取り付けるには,以下の手順で行ないます。
- 以下は,装置の電源を入れたままでネットワークインタフェース機構を取り付ける場合の手順です。
- 装置の電源を切断してネットワークインタフェース機構を取り付ける場合,「ステップ4」の操作は行ないません。「ステップ1」から「ステップ3」までの操作を行なってください。
- 【ステップ1】
- レバーを図のように開き,ネットワークインタフェース機構スロットにネットワークインタフェース機構を挿入します。
図5-43 ネットワークインタフェース機構の挿入
- ネットワークインタフェース機構を取り付けるときには,レバーを図のように開いてください。レバーを閉じていたり,開き過ぎたりしていると,挿入時にレバーを破損することがあります。
- 【ステップ2】
- 図の位置まで挿入し,矢印の方向にレバーを閉じます。(ネットワークインタフェース機構が奥まで挿入されます。)
図5-44 ネットワークインタフェース機構のレバーによる取り付け
- ネットワークインタフェース機構を取り付けるときには,コネクタ部の取り付けが正しく行なわれるよう,必ずレバーを使用してください。なお,レバーを動かすときには,無理な力を加えずにゆっくりと動かしてください。
- 【ステップ3】
- ネットワークインタフェース機構のネジを締めます。
図5-45 ネットワークインタフェース機構の固定
- ネジを締めるときにはドライバを使用してください。また,しっかり固定されたことを確認してください。
- 装置の電源を切断している場合,次の「ステップ4」の操作は行ないません。ここで装置の電源を投入してください。
- 【ステップ4】
- ネットワークインタフェース機構のCLOSE/FREEスイッチを押します。(ネットワークインタフェース機構の電源がONになります。)
図5-46 ネットワークインタフェース機構の電源の投入
- ネットワークインタフェース機構のスイッチを押す場合,先の折れやすいものや,虫ピン,クリップなど,中に入って取り出せなくなるようなものは使用しないでください。火災・感電の原因となります。
- ネットワークインタフェース機構を取り付けただけではネットワークインタフェース機構は動作しません。必ずCLOSE/FREEスイッチを押して,ネットワークインタフェース機構の電源をONにしてください。
- ネットワークインタフェース機構の電源は,システム操作パネルの操作でONにすることもできます。システム操作パネルの操作でネットワークインタフェース機構の電源をONにするには,「AX7800S・AX5400Sソフトウェアマニュアル運用ガイド 4章 システム操作パネルの操作」を参照してください。
Copyright (C) 2005, 2006 ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.