解説書 Vol.1

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12.2.4 共用アドレスインタフェース

本装置ではポイント−ポイント型回線に専用のIPアドレスを割り当てないで,イーサネット側のIPアドレスを割り当てることができます。

利点
IPアドレスを節約できます。

制限事項
SNMPを利用したネットワーク管理装置のネットワーク構成画面では,共用アドレスインタフェースを使用したルータ間の結線は手動で行う必要があります。
<この項の構成>
(1) アドレス設定
(2) 禁止構成

(1) アドレス設定

(a) 同じネットワークアドレスを持つイーサネット間接続の場合

次の図に示すように,ポイント−ポイント型回線で接続するイーサネット側に割り当てたIPアドレスのネットワークアドレス(アドレスクラスに対応したネットワークアドレス)が同じで,サブネット長も等しい場合は,お互いの共用アドレスインタフェースのサブネットマスクはイーサネット側と合わせてください。

図12-6 共用アドレスインタフェースのアドレス設定例1

[図データ]

(b) 異なるネットワークアドレスを持つイーサネット間接続の場合

異なるネットワークアドレスを持つイーサネットを接続する場合の共用アドレスインタフェースのアドレス設定例を次の図に示します。

図12-7 共用アドレスインタフェースのアドレス設定例2

[図データ]

この図では,本装置Aは一つのイーサネット側インタフェース(Ia)のIPアドレスを二つのポイント−ポイント型インタフェース(Ib,Ic)に割り当てています。この時,ポイント−ポイント型インタフェース側のサブネットマスクはイーサネット側とは異なる32ビットマスクとします。同様に,本装置Bと本装置Cはイーサネット側インタフェースのアドレスをポイント−ポイント型インタフェースに割り当てています。

(2) 禁止構成

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