解説書 Vol.1
本装置ではポイント−ポイント型回線に専用のIPアドレスを割り当てないで,イーサネット側のIPアドレスを割り当てることができます。
- 利点
- IPアドレスを節約できます。
- 制限事項
- SNMPを利用したネットワーク管理装置のネットワーク構成画面では,共用アドレスインタフェースを使用したルータ間の結線は手動で行う必要があります。
- <この項の構成>
- (1) アドレス設定
- (2) 禁止構成
(a) 同じネットワークアドレスを持つイーサネット間接続の場合
次の図に示すように,ポイント−ポイント型回線で接続するイーサネット側に割り当てたIPアドレスのネットワークアドレス(アドレスクラスに対応したネットワークアドレス)が同じで,サブネット長も等しい場合は,お互いの共用アドレスインタフェースのサブネットマスクはイーサネット側と合わせてください。
(b) 異なるネットワークアドレスを持つイーサネット間接続の場合
異なるネットワークアドレスを持つイーサネットを接続する場合の共用アドレスインタフェースのアドレス設定例を次の図に示します。
この図では,本装置Aは一つのイーサネット側インタフェース(Ia)のIPアドレスを二つのポイント−ポイント型インタフェース(Ib,Ic)に割り当てています。この時,ポイント−ポイント型インタフェース側のサブネットマスクはイーサネット側とは異なる32ビットマスクとします。同様に,本装置Bと本装置Cはイーサネット側インタフェースのアドレスをポイント−ポイント型インタフェースに割り当てています。
- 2台のルータ間で複数の共用アドレスインタフェースを接続しないでください。
- 2台のルータ間で共用アドレスインタフェースに対応するイーサネット回線と共用アドレスインタフェースを同時に接続しないでください。
Copyright (c)2005, 2011, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.