解説書 Vol.1
本装置でIPアドレスを付与する単位をインタフェースと呼びます。最も基本的な接続形態では,回線に接続するポートに対して一つのインタフェースを設定します。1個のインタフェースに1個のIPアドレスを設定します。ただし,例外としてイーサネットのマルチホーム接続では,1個のインタフェースに複数のIPアドレスを設定できます。
イーサネットのネットワークへの接続形態は,ブロードキャスト型です。一方,トンネルインタフェース,RMイーサネット(AX5400Sではリモートマネージメントポート)のダイアルアップIP接続インタフェースはポイント−ポイント型です。
- <この項の構成>
- (1) ブロードキャスト型の接続
- (2) ブロードキャスト型のマルチホーム接続
(1) ブロードキャスト型の接続
1インタフェースに対して1個のIPアドレスを設定します。したがって,1物理回線が接続するネットワークが1個のIPサブネットになります。インタフェースとIPサブネットの関係を次の図に示します。
図11-2 インタフェースとIPサブネットの関係(ブロードキャスト接続)
(2) ブロードキャスト型のマルチホーム接続
一つの物理回線に対して,一つのインタフェースを設定し,さらにそのインタフェースに対して複数のIPアドレスを設定します。これによって,1物理回線内でのルーティングができます。インタフェースとIPサブネットの関係を次の図に示します。
図11-3 インタフェースとIPサブネットの関係(マルチホーム接続)
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