解説書 Vol.1

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8.3.1 PVST+によるロードバランシング

次の図に示すような本装置A,B間を冗長パスを組んだネットワークにおいてシングルシングルスパニングツリーを組んだ場合,各端末からサーバへのアクセスは当然ながら本装置A,B間のポート1に集中します。そこで,複数のVLANを組みPVST+によりVLANごとに別々のトポロジーとなるように設定することで冗長パスとして使用可能となり,さらに負荷分散を図ることが可能となります。ポート優先度によるロードバランシングの例を次の図に示します。

この例では,VLAN100に対してはポート1/0のポート優先度をポート1/1より高く設定し,逆にVLAN200に対しては1/1のポート優先度をポート1/0より高く設定することで,各端末からサーバに対するアクセスをVLANごとに負荷分散を行っています。

図8-6 PVST+によるロードバランシング

[図データ]

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