解説書 Vol.1
- <この項の構成>
- (1) MACアドレス学習のFDB消費量
MACアドレス学習では,VLANに関する特殊機能を使用している場合に一つのMACアドレスに対し複数のFDBエントリ(H/Wリソース)を消費する場合があります。関連機能とFDB消費量の関係を次の表に示します。なお,FDB消費量はshow psu resources(AX5400Sではshow bsu resources)コマンドで確認できます。
機能 FDBエントリ消費 通常のMAC学習 一つのMACアドレスに対し1エントリ アップリンクVLAN アップリンクVLAN機能使用時のエントリ消費量は次のとおりです。
- アップリンクポートの設定
設定したポートごとに1エントリ
- アップリンクポートで学習したMAC
一つのMACアドレスに対し1エントリ
- 端末接続ポートで学習したMAC
looseモード…一つのMACアドレスに対し1エントリ
strictモード…該当VLANの[アップリンクポート数+1]のエントリ
アップリンクブロック アップリンクブロック機能使用時のエントリ消費量は次のとおりです。
- ブロックポートの設定
設定したポートごとに1エントリ
- ブロックポートで学習したMAC
該当VLANの[ブロックポート数+1]のエントリ
- 端末接続ポートで学習したMAC
一つのMACアドレスに対し1エントリ
プライベートVLAN 一つのMACアドレスに対して,そのMACアドレスを学習するプライベートVLANのPrimary VLANとSecondary VLANを合計したVLAN数のエントリ AX7800S使用時,VLANが複数のPSUをまたがっている場合,一つのMACアドレスを学習することによってそのVLANを持つすべてのPSUで1エントリづつ消費します。
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