コンフィグレーションガイド Vol.1


8.1.15 NIFの交換(バックアップスイッチ)

次の図に示すように,マスタスイッチとして動作するメンバスイッチAとバックアップスイッチとして動作するメンバスイッチBで構成するスタックから,メンバスイッチBに搭載されているNIFを交換します。

図8‒11 バックアップスイッチ(メンバスイッチB)のNIFを交換

[図データ]

NIFを交換する流れを次の表に示します。

表8‒13 バックアップスイッチのNIFを交換する流れ

操作の流れとその内容

設定対象

(1) メンバスイッチBの状態確認

  • 初期化が完了していることの確認

メンバスイッチA

(2) メンバスイッチBの対象NIFの給電を停止

メンバスイッチB

(本装置B)

(3) メンバスイッチBのNIFを交換

メンバスイッチB

(本装置B)

(4) メンバスイッチBの対象NIFの給電を開始

メンバスイッチB

(本装置B)

(凡例)−:該当なし

〈この項の構成〉

(1) メンバスイッチBの状態確認

メンバスイッチAにログインして,メンバスイッチBの状態を確認します。

[手順]
1. > show switch
   Date 20XX/01/14 16:46:32 UTC
   Stack status : Enable         Switch No : 1
   System MAC Address : 0012.e201.08e8
   No  Switch status           Model         Machine ID      Priority  Ver
    1  Master                  4630-4m       0012.e201.08e8  20        1
    2  Backup                  4630-4m       0012.e201.0ab0  10        1
   >

メンバスイッチBの初期化が完了していることを確認します。

(2) メンバスイッチBの対象NIFの給電を停止

メンバスイッチBにログインして,メンバスイッチBの対象NIFの給電を停止します。

[手順]

  1. > inactivate nif 2

    メンバスイッチBのNIF2の給電を停止します。

    マスタスイッチからメンバスイッチBを停止する場合は,以下のように実行してください。

  2. > inactivate nif switch 2 2

    メンバスイッチBのNIF2の給電を停止します。

[注意事項]

NIFの給電停止は,必ず「15.1.5 NIF使用時の注意事項」を参照してから実行してください。

(3) メンバスイッチBのNIFを交換

メンバスイッチBのNIFを交換します。

[注意事項]

交換するNIF種別およびNIF搭載位置を間違えないようにしてください。

NIF種別を間違えた場合は,メンバスイッチBで次のような運用メッセージが表示されます。

NIF type is different from the configuration.

搭載するNIF種別を間違えた場合は,再度対象NIFの給電を停止し,正しいNIF種別を搭載してください。

(4) メンバスイッチBの対象NIFの給電を開始

メンバスイッチBにログインして,メンバスイッチBの対象NIFの給電を開始します。

[手順]

  1. > activate nif 2

    メンバスイッチBのNIF2の給電を開始します。

    マスタスイッチからメンバスイッチBを開始する場合は,以下のように実行してください。

  2. > activate nif switch 2 2

    メンバスイッチBのNIF2の給電を開始します。