コンフィグレーションガイド Vol.1
ソフトウェアのアップデートとは,旧バージョンのソフトウェアから新バージョンのソフトウェアにバージョンアップすることを指します。ソフトウェアをアップデートするには,リモート運用端末やMCからアップデートファイルを本装置に転送し,運用コマンドppupdateを実行します。アップデート時,装置管理のコンフィグレーションおよびユーザ情報(ユーザアカウント,パスワードなど)はそのまま引き継がれます。
- <この項の構成>
- (1) リモート運用端末からのアップデート
- (2) MCによるアップデート
- (3) スタック構成でのアップデート
(1) リモート運用端末からのアップデート
PCなどのリモート運用端末からアップデートする流れを次の図に示します。
図15-1 リモート運用端末からアップデートする流れ
- アップデートファイルをftpでリモート運用端末から本装置に転送します。
- 本装置にログイン後,アップデートコマンド(ppupdate)を実行します。
(2) MCによるアップデート
MCを使用してアップデートする流れを次の図に示します。
図15-2 MCを使用してアップデートする流れ
- アップデートファイルが格納されているMCを本装置に挿入します。
- アップデートファイルをMCから本装置にコピー(cp)します。
- 本装置にログイン後,アップデートコマンド(ppupdate)を実行します。
(3) スタック構成でのアップデート
スタック構成でアップデートする流れを次の図に示します。
図15-3 スタック構成でアップデートする流れ
- アップデートファイルを,ftpまたはMCでマスタスイッチに転送します。
- マスタスイッチからマスタ以外のスイッチへ,アップデートファイルをコピー(cp)します。
- マスタ以外のスイッチに対して,運用コマンドremote commandを使用してアップデートコマンド(ppupdate)を実行します。
- マスタスイッチに対して,アップデートコマンド(ppupdate)を実行します。
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