トラブルシューティングガイド
本装置が取得した経路情報の表示に,BGP4+の経路情報が存在しない場合は,次の表に示す障害解析方法に従って原因の切り分けを行ってください。
また,ネットワーク・パーティションを使用していて,コンフィグレーションコマンドmaximum routesで経路の上限値を設定している場合,まず「3.11.4 VRFでIPv6経路情報が存在しない」の障害解析方法に従ってください。
表3-43 BGP4+の障害解析方法
項番 確認内容・コマンド 対応 1 BGP4+のピア状態を確認します。
show ipv6 bgp neighborsピア状態がEstablished以外の場合は項番2へ。 ピア状態がEstablishedの場合は項番3へ。 2 コンフィグレーションでBGP4+の設定が正しいか確認してください。 コンフィグレーションが正しい場合は項番3へ。 コンフィグレーションが正しくない場合はコンフィグレーションを修正してください。 3 BGP4+経路を学習しているか確認してください。
show ipv6 bgp received-routes経路が存在するがactive状態でない場合は項番4へ。 経路が存在しない場合は項番5へ。 4 BGP4+経路のネクストホップアドレスを解決する経路情報が存在するか確認してください。
show ipv6 routeネクストホップアドレスを解決する経路情報がある場合は項番5へ。 ネクストホップアドレスを解決する経路情報がない場合は,その経路情報を学習するためのプロトコルの障害解析を実施してください。 5 コンフィグレーションで経路をフィルタリングしていないか確認してください。 隣接ルータがBGP4+経路を広告しているか確認してください。 コンフィグレーションが正しくない場合はコンフィグレーションを修正してください。フィルタ設定情報の確認手順については,「3.25.1 フィルタ/QoS設定情報の確認」を参照してください。
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