ハードウェア取扱説明書

目次前へ次へ

4.5.5 DC電源ケーブル(電源冗長モデル(AX3630S,AX3640S))

DC電源を使用する場合,電源設備は1次側と2次側が絶縁されたものを使用してください。
絶縁されていない電源設備を使用すると,感電の原因となります。

DC電源ケーブルは弊社が指定する仕様のものを使用してください。それ以外のものを使用すると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの取り付け,取り外しは教育を受けた技術者または保守員が行ってください。
DC電源ケーブルは端子接続を行います。そのため,DC電源ケーブルの取り扱いを誤ると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,電源設備側の電源を切断して作業を行ってください。電源設備側の電源を投入したまま作業を行うと,火災・感電の原因となります。

弊社が指定する仕様の電源ケーブルについては,「2.3.4  DC-48V電源設備(電源冗長モデル)」を参照してください。

ラックに搭載している場合は,ラック付属のケーブルホルダーで電源ケーブルを固定し,ケーブルの根元に負荷がかからないようにしてください。

(1)  取り付け方

【ステップ1】

装置本体に接地用ケーブルを取り付けます。

図4-26 接地用ケーブルの取り付け
(1) ネジ(M4×8)
(2) 接地用ケーブル
(3) 接地端子

必ず接地端子を接続して接地を取ってください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

【ステップ2】

電源機構からケーブル用コネクタを取り外します(左右のレバーを押さえながら引き抜きます)。

図4-27 ケーブル用コネクタの取り外し
(1) ケーブル用コネクタ
(2) 電源機構

【ステップ3】

ケーブル用コネクタにDC電源ケーブルを取り付けます。

  1. ドライバの先などで,ボタンを押します(奥まで押すと,その状態で保持されます)。
図4-28 電源ケーブルの取り付け-1
(1) ボタン(白)
(2) -48V
(3) 0V
(4) ボタン(赤)
  1. 電源ケーブルを挿入し,ボタンを元に戻します(電源ケーブルがクランプされます)。
図4-29 電源ケーブルの取り付け-2
(1) DC電源ケーブル
(2) -48V
(3) 0V

DC電源ケーブルのシースのむき代(本装置側)は8〜10mmになるようにしてください。むき代が短すぎると接触不良となったり,ケーブルが抜ける原因となります。また,長すぎると芯線が露出して,感電の原因となります。

DC電源ケーブルを接続するときは,極性を正しく接続してください。極性を間違えて接続すると,故障の原因となります。

【ステップ4】

電源機構にケーブル用コネクタを取り付けます(「カチッ」と音がするまで挿入します)。

図4-30 ケーブル用コネクタの取付け
(1) ケーブル用コネクタ
(2) DC電源コネクタ
(3) 電源機構

ケーブル用コネクタの取り付け,取り外しを行う場合は,電源機構のスイッチをOFFにしてください。

(2)  取り外し方

【ステップ1】

電源機構からケーブル用コネクタを取り外します(左右のレバーを押さえながら引き抜きます)。

ケーブル用コネクタの取り付け,取り外しを行う場合は,電源機構のスイッチをOFFにしてください。

【ステップ2】

ケーブル用コネクタからDC電源ケーブルを取り外します(ボタンを押して取り外します)。

電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,電源設備側の電源を切断して作業を行ってください。電源設備側の電源を投入したまま作業を行うと,火災・感電の原因となります。

【ステップ3】

装置本体から接地用ケーブルを取り外します。

取り外したケーブル用コネクタは,電源機構に取り付けておいてください。

目次前へ次へ

[他社商品名称に関する表示]

Copyright © 2005, 2013, ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.