ハードウェア取扱説明書

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4.5.6 DC電源ケーブル(電源冗長モデル(AX3830S,AX3650S))

DC電源を使用する場合,電源設備は1次側と2次側が絶縁されたものを使用してください。
絶縁されていない電源設備を使用すると,感電の原因となります。

DC電源ケーブルは弊社が指定する仕様のものを使用してください。
それ以外のものを使用すると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの取り付け,取り外しは教育を受けた技術者または保守員が行ってください。
DC電源ケーブルは端子接続を行います。そのため,DC電源ケーブルの取り扱いを誤ると,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,電源設備側の電源を切断して作業を行ってください。
電源設備側の電源を投入したまま作業を行うと,火災・感電の原因となります。

弊社が指定する仕様の電源ケーブルについては,「2.3.4  DC-48V電源設備(電源冗長モデル)」を参照してください。

ラックに搭載している場合は,ラック付属のケーブルホルダーで電源ケーブルを固定し,ケーブルの根元に負荷がかからないようにしてください。

(1)  取り付け方

【ステップ1】

装置本体に接地用ケーブルを取り付けます。

図4-31 接地用ケーブルの取り付け
(1) ネジ(M4×10)
(2) 接地用ケーブル
(3) 接地端子

必ず接地端子を接続して接地を取ってください。接地を取らずに使用すると,感電の原因となるとともに,電気的雑音により,障害発生の原因となります。

【ステップ2】

電源機構からケーブル用コネクタを取り外します(左右のネジをドライバで緩めて引き抜きます)。

図4-32 ケーブル用コネクタの取り外し
(1) ケーブル用コネクタ
(2) 電源機構

【ステップ3】

ケーブル用コネクタにDC電源ケーブルを取り付けます。

  1. 操作用スロットに操作レバーを取り付けて,操作レバーを押し下げます。
図4-33 電源ケーブルの取り付け-1
(1) 操作レバー
(2) 操作用スロット
(3) 電線差し込み口(-48V)
(4) 電線差し込み口(0V)
(5) DC電源ケーブル
(6) -48V
(7) 0V
  1. 操作レバーを押したまま,電源差し込み口に電源ケーブルを差し込みます。操作レバーを放すと,電源ケーブルがクランプされます。電源ケーブルがコネクタに固定されたら,操作レバーを取り外します。
図4-34 電源ケーブルの取り付け-2

DC電源ケーブルのシースのむき代(本装置側)は8〜9mmになるようにしてください。
むき代が短すぎると接触不良となったり,ケーブルが抜ける原因となります。
また,長すぎると芯線が露出して,火災・感電の原因となります。

DC電源ケーブルを接続するときは,極性を正しく接続してください。極性を間違えて接続すると,故障の原因となります。

取り外した操作用レバーは,大切に保管しておいてください。

【ステップ4】

電源機構にケーブル用コネクタを取り付けてネジで固定します。

図4-35 ケーブル用コネクタの取付け
(1) ケーブル用コネクタ
(2) DC電源コネクタ
(3) 電源機構

ケーブル用コネクタの取り付け,取り外しを行う場合は,電源機構のスイッチをOFFにしてください。

(2)  取り外し方

【ステップ1】

電源機構からケーブル用コネクタを取り外します(左右のネジをドライバで緩めて引き抜きます)。

ケーブル用コネクタの取り付け,取り外しを行う場合は,電源機構のスイッチをOFFにしてください。

【ステップ2】

ケーブル用コネクタからDC電源ケーブルを取り外します(ボタンを押して取り外します)。

電源ケーブルの取り付け,取り外しを行う場合は,電源設備側の電源を切断して作業を行ってください。電源設備側の電源を投入したまま作業を行うと,火災・感電の原因となります。

【ステップ3】

装置本体から接地用ケーブルを取り外します。

取り外したケーブル用コネクタは,電源機構に取り付けておいてください。

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