ハードウェア取扱説明書
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2.3.4 DC-48V電源設備(電源冗長モデル)
(1) DC電源ケーブル
電源冗長モデルの装置には電源ケーブルは付属されていません。本装置をDC-48Vで使用する場合は,以下に示す電源ケーブルを準備してください。
表2-19 DC電源ケーブルの仕様
ケーブル種 ケーブルの仕様 芯線数 AWG No. シースのむき代(本装置側) DC電源ケーブル(電源冗長モデル(AX3640S,AX3630S)) 2本 16 8〜10mm DC電源ケーブル(電源冗長モデル(AX3830S,AX3650S)) 2本 14 8〜9mm
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DC電源ケーブルのシースのむき代(本装置側)は指定の長さを守ってください。むき代が短すぎると接触不良となったり,ケーブルが抜ける原因となります。また,長すぎると芯線が露出して,火災・感電の原因となります。
(2) 接地用ケーブル
接地用ケーブルは,付属のケーブルを使用してください。
ケーブルは電源設備側の末端処理を施さない状態で提供されます。ケーブルの電源設備側の仕様を「図2-5 接地用ケーブル仕様(電源設備側)」に示します。ケーブルを電源設備に取り付ける場合は,お客様の電源設備に合った端子を取り付けるなど,適切な末端処理を施して使用してください。
図2-5 接地用ケーブル仕様(電源設備側)(1) 接地(緑/黄)表2-20 接地用ケーブルの仕様
ケーブル種 ケーブルの仕様 芯線数 AWG No. DC電源ケーブル(電源冗長モデル(AX3640S,AX3630S)) 1本 14 DC電源ケーブル(電源冗長モデル(AX3830S,AX3650S)) 1本 12
(3) 分電盤
本装置に給電する分岐回路には,ブレーカなどを付けてください。なお,ブレーカを選定する際は,装置の入力電流,突入電流/時間を考慮し,下記の定格以下としてください。
表2-21 ブレーカの定格
シリーズ モデル ブレーカの定格 AX3630S 電源冗長モデル 15AT(15A回路用)以下 AX3640S 電源冗長モデル AX3650S 電源冗長モデル 20AT(20A回路用)以下 AX3830S 電源冗長モデル装置の入力電流については「2.2.1 一般設備条件」を,装置の突入電流/時間については「表2-22 突入電流」を参照してください。
表2-22 突入電流
シリーズ モデル 電流(ピーク値) 時間 AX3630S 電源冗長モデル 10A 10ms以下 AX3640S 電源冗長モデル 10A 10ms以下 AX3650S 電源冗長モデル 20A 10ms以下 AX3830S 電源冗長モデル 20A 10ms以下
(4) 分電盤への給電条件
分電盤へ供給される電流の容量はブレーカの動作電流より大きくなるようにしてください。
また,本装置の電源を投入すると,「表2-22 突入電流」に示す突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起こらないようご検討ください。
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本装置の電源を投入すると突入電流が流れます。突入電流により,電源設備の電圧低下が起きないように考慮してください。電圧低下が起きると,本装置だけでなく,同じ電源設備に接続された他の機器にも影響をおよぼします。
(5) 電源設備の2系統化
電源を冗長化する場合は,異なる電源設備から給電することで,電源設備系統を2系統化することができます。
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