解説書 Vol.1
DHCPサーバ機能使用時の注意事項について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 配布プレフィクスの使用状況の確認
- (2) DUID(DHCP Unique Identifier)について
- (3) BCU二重化時の系交替やサービス中の本装置再起動時の動作
本装置で配布できるプレフィクス総数は200個です。配布できるプレフィクスで空き状態となっている個数は,運用コマンドのshow ipv6 dhcp server statisticsコマンドの実行結果「prefix pools」で確認できます。また,実際に配布されたプレフィクスは, show ipv6 dhcp bindingコマンドで確認できます。
(2) DUID(DHCP Unique Identifier)について
本装置はDHCPで装置を区別するために使用するように規定されるDUIDをDHCP機能が初めて導入されたときに生成します。生成したDUIDは,プライマリMC中に静的に保存され,以後,運用コマンドからDUIDの保存ファイルを削除するまで同じ値が使用されます。DUIDの保存先や確認方法については,「運用ガイド 5.5.8 IPv6 DHCPサーバ機能を確認する」を参照してください。
(3) BCU二重化時の系交替やサービス中の本装置再起動時の動作
本装置では,次に示す事象が発生した場合に制限事項があります。各状態の情報の保有性を次の表に示します。
表14-16 各状態の情報の保有性
プレフィックス配布状態情報 クライアントへのプレフィクス配布状態情報 サーバ機能再起動 本装置
再起動BCU二重化時
の系交替コマンド投入 サーバ障害 クライアントへの経路情報 ○ ○ × × クライアントへの配布情報 ○ × × × (凡例) ○:保護される ×:削除される
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