解説書 Vol.1
本装置が送信するNDPフレームのフォーマット,および設定値はRFC2461に従います。
- <この項の構成>
- (1) ProxyNDP
- (2) NDPエントリの削除条件
- (3) スタティックNDP情報の設定
- (4) NDP情報の参照
本装置はイーサネットに接続するすべてのインタフェースでProxyNDPを動作させることができます。動作させるかどうかは構成定義情報で設定します。本装置は次の条件をすべて満たすNDP近隣要求メッセージを受信した場合に,宛先プロトコルアドレスの代理としてNDP近隣広告メッセージを送信します。
- NDP近隣要求メッセージの宛先プロトコルアドレスがマルチキャストアドレス,エニキャストアドレスではない
- NDP近隣要求メッセージの送信元プロトコルアドレスと宛先プロトコルアドレスのネットワーク番号が等しい
- NDP近隣要求メッセージの宛先プロトコルアドレスがルーティングテーブルにあり到達できる
次の条件のどれかを満たす場合,該当するNDPエントリを削除します。ただし,構成定義情報で定義されたスタティックNDPエントリは削除しません。
- NDPエントリに対応するIPv6アドレスとの通信が停止した後,10分が経過した場合
- ステータス状態がstaleのNDPエントリに対応するIPv6アドレスへ通信が再開された時に到達性がなかった場合
- インタフェース状態がDownとなった場合の該当するインタフェースに存在する全NDPエントリ
NDPプロトコルを持たない製品を接続するために,イーサネットおよびギガビット・イーサネットのMACアドレスとIPv6アドレスの対応(スタティックNDP情報)を構成定義情報で設定できます。
運用端末からコマンドでNDP情報が参照できます。NDP情報から該当するインタフェースのIPv6アドレスとMACアドレスの対応がわかります。
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