運用ガイド
装置運用中に障害発生により自動的に採取されたログ情報やダンプ情報,またはコマンドを用いることで採取したダンプ情報をコンソールまたはリモート運用端末にファイル転送する方法を示します。ファイル転送を行うにはftpコマンド,zmodemコマンド,およびshow tech-supportコマンドの三つの方法があります。なお,保守情報には次の表に示すものがあります。
表8-2 保守情報
項番 項目 格納場所およびファイル名 1 装置再起動時のダンプ情報ファイル /primaryMC/var/dump/rmdump 2 RPおよびNIFのダンプ情報ファイル /primaryMC/var/dump/rp**.*** ...標準のRPダンプ
/secondaryMC/var/dump/rp**e1.*** ...拡張のRPダンプ(拡張のRPダンプ採取指定時だけ)および
/primaryMC/var/dump/nif**.*** ...NIFダンプ(**はスロット番号,***はシーケンス番号または”cmd”)3 ログ情報 採取したディレクトリ(「図8-2 ログ情報のリモート運用端末へのファイル転送」を参照)から次の名前で格納する
運用ログ:log.txt
種別ログ:log_ref.txt4 構成定義情報ファイル /config/router.cnf 5 障害待避情報 /primaryMC/var/core/*.core
- 注1
- 項番1,2および5のファイルをftpコマンドで転送する場合はバイナリモードで転送してください。
- 注2
- 項番2の拡張のRPダンプ指定は「運用コマンドレファレンス Vol.1 dump rp」を参照してください。拡張のRPダンプを指定した場合,標準のRPダンプと拡張のRPダンプの,二つのダンプファイルを出力します。
- <この節の構成>
- 8.2.1 ftpコマンドを使用したファイル転送
- 8.2.2 zmodemコマンドを使用したファイル転送
- 8.2.3 show tech-supportコマンドを使用した保守情報のファイル転送
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