運用ガイド

[目次][用語][索引][前へ][次へ]


5.5.10 トンネルインタフェース情報を確認する

本装置でトンネルインタフェースを使用した場合の確認内容には次のものがあります。

<この項の構成>
(1) 動作状態の確認
(2) 通信の確認
(3) 到達経路の確認

(1) 動作状態の確認

show ipv6 interfaceコマンドを実行し,次の観点でトンネルインタフェースの状態を確認してください。

(2) 通信の確認

トンネル情報で設定した自アドレス・宛先アドレスに対して,本装置および接続先装置からping,ping ipv6コマンドを実行し,到達性を確認してください。もし,到達性がない場合は次の対応を行ってください。

(3) 到達経路の確認

トンネルインタフェースに設定した接続先アドレスの到達経路を,show netstat routing-table numeric,show ipv6 interface,およびshow ip interfaceを実行して確認してください。経路の中継先が,本装置の別のトンネルインタフェースであった場合,禁止構成である多重トンネルとなっていることが考えられます。経路制御の設定を変更して,トンネルインタフェース以外が中継先となるように変更してください。

図5-72 トンネルインタフェース状態表示

> show ipv6 interface TokyoOsakaT
TokyoOsakaT: flags=80b1<UP,POINTtoPOINT,NOTRAILERS,NOARP,MULTICAST>
        mtu 1280
        inet6 3ffe:1234:5678:9abc::64 --> fec0:1234:5678:9abc::64
        physical address inet 192.168.100.1/24 --> 192.168.100.2
> show netstat routing-table numeric
Routing tables
Internet:
Destination        Gateway          Flags    Refs    Use  Interface
 (途中省略)
192.168.100/24     link#3           UC/DMA      0      0  TokyoNagoyaT
 (途中省略)
> show ip interface TokyoNagoyaT
TokyoOsakaT: flags=80b1<UP,POINTtoPOINT,NOTRAILERS,NOARP,MULTICAST>
        mtu 1280
        inet 192.168.100.1 --> 192.168.100.2
        physical address inet6 fe80::1/64 --> fe80::2
>

[目次][前へ][次へ]


[他社商品名称に関する表示]

Copyright (c)2005 ALAXALA Networks Corporation. All rights reserved.