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5.2.10 DHCP/BOOTPリレーエージェント機能を確認する

本装置でDHCP/BOOTPリレーエージェント機能を設定した場合の確認内容には次のものがあります。

<この項の構成>
(1) 構成定義設定後の確認

(1) 構成定義設定後の確認

(a) DHCP/BOOTPサーバへの通信確認

本装置から構成定義コマンドrelay-listで設定したDHCP/BOOTPサーバまたはDHCP/BOOTPサーバが存在しているネットワークまでの,中継可能なルータのIPアドレスに対して通信ができるかどうかを,pingコマンドを実行して確認してください。

(b) リレーエージェントアドレスの確認

show dhcp giaddrコマンドを実行し,出力されたIPアドレスが構成定義コマンドrelay-interfaceで設定したインタフェースのIPアドレスであることを確認してください。

図5-25 DHCP/BOOTP giaddr表示

> show dhcp giaddr interface Department1
DHCP GIADDR < Department1> : 130.3.3.1
>

show dhcp giaddrコマンドを実行し,出力されたIPアドレスが「DHCP/BOOTPクライアントが接続されている本装置設定IPアドレス」と一致していることを確認してください。特に,クライアント接続インタフェースにマルチホームの設定がある場合,そのインタフェースに最後に定義したIPアドレスをリレーエージェントアドレスとして設定していますのでご注意ください。次に構成例および実行例を示します。

[図データ]

図5-26 DHCP/BOOTP giaddr表示

> show dhcp giaddr interface Department1
DHCP GIADDR < Department1> : 170.1.1.1
>

なお,出力されたIPアドレスが,DHCP/BOOTクライアントが接続されている本装置IPアドレスと一致していない場合の対応は,「7.5.2 DHCP機能にてIPアドレスが割り振られない」を参照してください。

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