運用ガイド
本装置でDHCP/BOOTPリレーエージェント機能を設定した場合の確認内容には次のものがあります。
- <この項の構成>
- (1) 構成定義設定後の確認
(1) 構成定義設定後の確認
(a) DHCP/BOOTPサーバへの通信確認
本装置から構成定義コマンドrelay-listで設定したDHCP/BOOTPサーバまたはDHCP/BOOTPサーバが存在しているネットワークまでの,中継可能なルータのIPアドレスに対して通信ができるかどうかを,pingコマンドを実行して確認してください。
(b) リレーエージェントアドレスの確認
show dhcp giaddrコマンドを実行し,出力されたIPアドレスが構成定義コマンドrelay-interfaceで設定したインタフェースのIPアドレスであることを確認してください。
図5-25 DHCP/BOOTP giaddr表示
> show dhcp giaddr interface Department1 DHCP GIADDR < Department1> : 130.3.3.1 >show dhcp giaddrコマンドを実行し,出力されたIPアドレスが「DHCP/BOOTPクライアントが接続されている本装置設定IPアドレス」と一致していることを確認してください。特に,クライアント接続インタフェースにマルチホームの設定がある場合,そのインタフェースに最後に定義したIPアドレスをリレーエージェントアドレスとして設定していますのでご注意ください。次に構成例および実行例を示します。
図5-26 DHCP/BOOTP giaddr表示
> show dhcp giaddr interface Department1 DHCP GIADDR < Department1> : 170.1.1.1 >なお,出力されたIPアドレスが,DHCP/BOOTクライアントが接続されている本装置IPアドレスと一致していない場合の対応は,「7.5.2 DHCP機能にてIPアドレスが割り振られない」を参照してください。
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