構成定義コマンドレファレンス Vol.1

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traffic(Traffic情報)

トラフィック情報を定義します。

[入力モード]

グローバルコンフィグモード

[入力形式]

情報の設定

CBR:
traffic <Traffic Name> cbr pcr <Rate> [priority { 2 | 1 }]

VBR:
traffic <Traffic Name> vbr pcr <Rate> scr <Rate> [mbs <Number>]

ABR:
traffic <Traffic Name> abr pcr <Rate> [mcr <Rate> icr <Rate>] [priority { 2 | 1 }]

UBR:
traffic <Traffic Name> ubr [priority { 4 | 3 | 2 | 1 }]

GFR:
traffic <Traffic Name> gfr pcr <Rate> mcr <Rate> [threshold_clp1 <Cells>] [threshold_clp0 <Cells>] [priority { 3 | 2 | 1 }]

GFR2:
traffic <Traffic Name> gfr2 pcr <Rate> mcr <Rate> [priority4_pcr <Rate>] [threshold_priority4_hi <Cells>] [threshold_priority4_low <Cells>] [threshold_priority3_hi <Cells>] [threshold_priority3_low <Cells>] [threshold_priority2_hi <Cells>] [threshold_priority2_low <Cells>] [threshold_priority1_hi <Cells>] [threshold_priority1_low <Cells>] [priority { 3 | 2 | 1 }]

情報の変更

CBR:
traffic <Traffic Name> [cbr] [pcr <Rate>] [priority { 2 | 1 }]

VBR:
traffic <Traffic Name> [vbr] [pcr <Rate>] [scr <Rate>] [mbs <Cells>]

ABR:
traffic <Traffic Name> [abr] [pcr <Rate>] [mcr <Rate> icr <Rate>] [priority { 2 | 1 }]

UBR:
traffic <Traffic Name> [ubr] [priority { 4 | 3 | 2 | 1 }]

GFR:
traffic <Traffic Name> [gfr] [pcr <Rate>] [mcr <Rate>] [threshold_clp1 <Cells>] [threshold_clp0 <Cells>] [priority { 3 | 2 | 1 }]

GFR2:
traffic <Traffic Name> [gfr2] [pcr <Rate>] [mcr <Rate>] [priority4_pcr <Rate>] [threshold_priority4_hi <Cells>] [threshold_priority4_low <Cells>] [threshold_priority3_hi <Cells>] [threshold_priority3_low <Cells>] [threshold_priority2_hi <Cells>] [threshold_priority2_low <Cells>] [threshold_priority1_hi <Cells>] [threshold_priority1_low <Cells>] [priority { 3 | 2 | 1 }]

情報の削除
delete traffic <Traffic Name>

情報の表示
show traffic [<Traffic Name>]

[サブコマンド入力形式]

なし

[モード階層]

なし

[パラメータ]

<Traffic Name>
トラフィック名を入力してください。名称は最大14文字で,装置内でユニークになるように付けてください。

cbr
サービスカテゴリをCBRにする場合に指定します。

vbr
サービスカテゴリをVBRにする場合に指定します。

abr
サービスカテゴリをABRにする場合に指定します。

ubr
サービスカテゴリをUBRにする場合に指定します。

gfr
サービスカテゴリをGFRにする場合に指定します。

gfr2
サービスカテゴリをGFR2にする場合に指定します。

pcr <Rate>
サービスカテゴリがCBR,VBR,ABR,GFR,GFR2の場合に,ピークセルレートをkbps単位で指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    設定時は省略できません。情報の変更,削除,表示の場合は省略可能です。
  2. 値の設定範囲

38kbps〜 25000kbps:Lineのタイプが25Mbps ATMの場合
サービスカテゴリGFRおよびGFR2を使用する場合,ピークセルレートの下限は250kbpsです。(*1)

38kbps〜149760kbps:LineのタイプがOC-3c/STM-1 ATMの場合
サービスカテゴリGFRおよびGFR2を使用する場合,ピークセルレートの下限は250kbpsです。(*1)

*1
GFR2を使用し,かつサービスカテゴリパターンがgfr2sの場合64kbps〜249kbpsも使用可能です。この場合,pcr=mcr=priority4_pcrとして設定してください。

scr <Rate>
サービスカテゴリがVBRの場合に,サステーナブルセルレートをkbps単位で指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    設定時は省略できません。情報の変更,削除,表示の場合は省略可能です。
  2. 値の設定範囲

38kbps〜 25000kbps:Lineのタイプが25Mbps ATMの場合

38kbps〜149760kbps:LineのタイプがOC-3c/STM-1 ATMの場合

mbs <Cells>
サービスカテゴリがVBRの場合に,最大バーストサイズをセル単位で指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    30cells
  2. 値の設定範囲
    1cell〜256cells

mcr <Rate>
サービスカテゴリがABR,GFR,GFR2の場合に,ミニマムセルレートをkbps単位で指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値(*1)
    38kbps
  2. 値の設定範囲

38kbps〜 25000kbps:Lineのタイプが25Mbps ATMの場合
サービスカテゴリGFRおよびGFR2を使用する場合,ミニマムセルレートの下限は250kbpsです。(*2)

38kbps〜149760kbps:LineのタイプがOC-3c/STM-1 ATMの場合
サービスカテゴリGFRおよびGFR2を使用する場合,ミニマムセルレートの下限は250kbpsです。(*2)

*1
サービスカテゴリGFRおよびGFR2を使用する場合,省略不可です。

*2
GFR2を使用する場合,64kbps〜249kbpsも使用可能です。この場合,pcr=mcr=priority4_pcrとして設定してください。

icr <Rate>
サービスカテゴリがABRの場合に,イニシャルセルレートをkbps単位で指定します。ミニマムセルレートを設定した場合は,必ずイニシャルセルレートも設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    38kbps
  2. 値の設定範囲
    ミニマムセルレート設定値以上,ピークセルレート設定値以下となるように設定してください。

38kbps〜 25000kbps:Lineのタイプが25Mbps ATMの場合

38kbps〜149760kbps:LineのタイプがOC-3c/STM-1 ATMの場合

priority4_pcr <Rate>
本パラメータはサービスカテゴリパターンgfr2sまたはgfr2mの場合に有効です。
サービスカテゴリがGFR2の場合に,最優先キューのピークセルレートをkbps単位で指定します。
pcrを501kbps以上に設定する場合,本パラメータは500kbps以上でご使用ください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    250kbps
  2. 値の設定範囲

250kbps〜 25000kbps:Lineのタイプが25Mbps ATMの場合(*1)

250kbps〜149760kbps:LineのタイプがOC-3c/STM-1 ATMの場合(*1)

*1
GFR2を使用し,かつサービスカテゴリパターンがgfr2sの場合,64kbps〜249kbpsも使用可能です。この場合,pcr=mcr=prioriy4_pcrとして設定してください。

priority { 4 | 3 | 2 | 1 }
サービスカテゴリ内のセル送信優先度を指定します。atmコマンドでvp_shaping_number=noを設定した場合は,入力の必要が無く,また設定されても入力値は無効です。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    2:CBRの場合
    2:ABRの場合
    4:UBRの場合
    3:GFRの場合
    3:GFR2の場合
  2. 値の設定範囲
    2〜1:CBRの場合
    2は最高位優先度
    2〜1:ABRの場合
    2は最高位優先度
    4〜1:UBRの場合
    4は最高位優先度
    3〜1:GFRの場合
    3は最高位優先度
    3〜1:GFR2の場合
    3は最高位優先度

threshold_clp1 <Cells>
非優先パケット(CLP1)の廃棄閾値をセル単位で指定します。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    1000cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

threshold_clp0 <Cells>
優先パケット(CLP0)の廃棄閾値をセル単位で指定します。threshold_clp0≧threshold_clp1となるように設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    1500cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

threshold_priority4_hi <Cells>
本パラメータはサービスカテゴリパターンがgfr2sまたはgfr2mの場合に有効です。
最優先キューの優先フレーム廃棄閾値をセル単位で指定します。gfr2mの場合,1500セル以上でご使用ください。
1500未満の場合,最優先キューだけによる最優先フレームの保護(サービスカテゴリパターンgfr2sと同様の動作)となります。
threshold_priority4_hi≧threshold_ priority4_lowとなるように設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    700cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

threshold_priority4_low <Cells>
本パラメータはサービスカテゴリパターンがgfr2sまたはgfr2mの場合に有効です。
最優先キューの非優先フレーム廃棄閾値をセル単位で指定します。
threshold_priority4_hi≧threshold_ priority4_lowとなるように設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    500cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

threshold_priority3_hi <Cells>
本パラメータはサービスカテゴリパターンがgfr2sまたはgfr2mの場合に有効です。
高優先キューの優先フレーム廃棄閾値をセル単位で指定します。
threshold_priority3_hi≧threshold_ priority3_lowとなるように設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    700cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

threshold_priority3_low <Cells>
本パラメータはサービスカテゴリパターンがgfr2sまたはgfr2mの場合に有効です。
高優先キューの非優先フレーム廃棄閾値をセル単位で指定します。
threshold_priority3_hi≧threshold_ priority3_lowとなるように設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    500cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

threshold_priority2_hi <Cells>
本パラメータはサービスカテゴリパターンがgfr2sまたはgfr2mの場合に有効です。
中優先キューの優先フレーム廃棄閾値をセル単位で指定します。
threshold_priority2_hi≧threshold_ priority2_lowとなるように設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    700cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

threshold_priority2_low <Cells>
本パラメータはサービスカテゴリパターンがgfr2sまたはgfr2mの場合に有効です。
中優先キューの非優先フレーム廃棄閾値をセル単位で指定します。
threshold_priority2_hi≧threshold_ priority2_lowとなるように設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    500cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

threshold_priority1_hi <Cells>
本パラメータはサービスカテゴリパターンがgfr2sまたはgfr2mの場合に有効です。
低優先キューの優先フレーム廃棄閾値をセル単位で指定します。
threshold_priority1_hi≧threshold_ priority1_lowとなるように設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    700cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

threshold_priority1_low <Cells>
本パラメータはサービスカテゴリパターンがgfr2sまたはgfr2mの場合に有効です。
低優先キューの非優先フレーム廃棄閾値をセル単位で指定します。
threshold_priority1_hi≧threshold_ priority1_lowとなるように設定してください。
  1. 本パラメータ省略時の初期値
    500cells
  2. 値の設定範囲
    1cells〜50000cells

[サブコマンド]

なし

[入力例]

  1. 情報の設定

    Line名:TokyoのLine情報およびATM情報を設定後,この回線で使用する以下の4種類のトラフィッククラスを定義します。

    トラフィック名:TRAFFIC1,サービスカテゴリ:CBR,ピークセルレート:3Mbps

    トラフィック名:TRAFFIC2,サービスカテゴリ:ABR,ピークセルレート:5Mbps,ミニマムセルレート:3Mbps,イニシャルセルレート:3Mbps

    トラフィック名:TRAFFIC3,サービスカテゴリ:ABR,ピークセルレート:4Mbps,ミニマムセルレート:2Mbps,イニシャルセルレート:2Mbps

    トラフィック名:TRAFFIC4,サービスカテゴリ:UBR
     
    (config)# line Tokyo oc3atm 0/0
    [line Tokyo]
    (config)# atm service_category_pattern cbr_cbr_abr_ubr
    [line Tokyo]
    (config)# exit
    (config)# traffic TRAFFIC1 cbr pcr 3000
    (config)# traffic TRAFFIC2 abr pcr 5000 mcr 3000 icr 3000
    (config)# traffic TRAFFIC3 abr pcr 4000 mcr 2000 icr 2000
    (config)# traffic TRAFFIC4 ubr
    (config)# 
     
  2. 情報の変更
    トラフィック名:TRAFFIC2をサービスカテゴリ:CBR,ピークセルレート:3Mbps,プライオリティ1に変更します。この場合のようにサービスカテゴリを変更する場合,変更後のサービスカテゴリに無いパラメータを削除してください。
    (config)# delete traffic TRAFFIC2 mcr
    (config)# delete traffic TRAFFIC2 icr
    (config)# traffic TRAFFIC2 cbr pcr 3000 priority 1
    (config)# 
     
  3. 設定情報の表示
    • トラフィック名を省略した場合
      定義されているすべてのトラフィッククラスの情報を表示します。
     
    (config)# show traffic
    traffic TRAFFIC1 cbr pcr 3000
    traffic TRAFFIC2 cbr pcr 3000 priority 1
    traffic TRAFFIC3 abr pcr 4000 mcr 2000 icr 2000
    traffic TRAFFIC4 ubr
    (config)# 
     
    • トラフィック名を指定した場合
      トラフィック名:TRAFFIC1のトラフィック情報を表示します。
     
    (config)# show traffic TRAFFIC1
    traffic TRAFFIC1 cbr pcr 3000
    (config)# 
     
  4. 設定情報の削除
    • トラフィック名を指定した場合
      トラフィック名:TRAFFIC1の情報を削除します。
     
    (config)# delete traffic TRAFFIC1
    (config)# show traffic
    traffic TRAFFIC2 cbr pcr 3000 priority 1
    traffic TRAFFIC3 abr pcr 4000 mcr 2000 icr 2000
    traffic TRAFFIC4 ubr
    (config)# 
     
    • パラメータの削除
      トラフィック名:TRAFFIC2のパラメータpriorityを削除します。
     
    (config)# delete traffic TRAFFIC2 priority
    (config)# show traffic TRAFFIC2
    traffic TRAFFIC2 cbr pcr 3000
    (config)# 
     

[関連コマンド]

line(Line情報),atm(ATM情報),vp(VP情報),vc(VC情報)

[注意事項]

  1. 定義できるトラフィック情報は,装置当たり最大256種類です。
  2. atm情報でvp_shaping_number≠noを指定した場合,同一VP内で,CBRのVCのピークセルレート,VBRのVCのサステーナブルセルレート,およびABRのVCのミニマムセルレートの合計が,vp情報で設定した帯域以下となるよう設定してください。即ち,以下の式を満たす値としてください。
    ΣVCCBR_PCR+ΣVCVBR_SCR+ΣVCABR_MCR ≦ VPPCR
    atm情報でservice_category_pattern=gfr2sまたはgfr2mを指定した場合,かつ同一VP内にGFR2のVCのミニマムセルレートがすべて250kbps以上の場合,同一VP内でGFR2のVCのミニマムセルレートの合計がVP情報で設定した帯域以下となるように設定してください。同一VP内にGFR2のVCのミニマムセルレートが250kbps未満のVCがある場合,同一VP内でGFR2のVCのミニマムセルレートの合計がVP情報で設定した帯域から250kbpsを減算した帯域以下となるように設定してください。即ち以下の式を満たす値としてください。
    同一VP内にGFR2のVCのミニマムセルレートがすべて250kbps以上の場合
    ΣVCGFR2_MCR ≦ VPPCR
    同一VP内にGFR2のVCのミニマムセルレートが250kbps未満のVCがある場合
    ΣVCGFR2_MCR ≦ VPPCR -250kbps

    ΣVCCBR_PCRは,VCのサービスカテゴリがCBRで,同一VP内のVCのPCRの総和を表わします。
    VPPCRは,VPのPCRを表わします。
  3. atm情報でvp_shaping_number=noを指定した場合,その回線で設定可能なサービスカテゴリはUBRだけです。また,この場合パラメータpriorityは入力の必要が無く,また設定されても入力値は無効です。
  4. パラメータの変更でサービスカテゴリを変更する場合は,そのサービスカテゴリに無いパラメータを削除してください。
  5. サービスカテゴリABRのpcrは,そのトラフィッククラスを指定したVCが属するVPのpcrと同じ値を設定してください。VP内に複数のABR指定のVCがある場合も同様です。また,同一のVP内にCBR指定のVCが混在する場合も,VP帯域の有効活用のため,本設定をお願いします。
  6. サービスカテゴリVBRは,VC単位でUPCが行われるVCサービスに接続する場合は,セル廃棄が行われる可能性があるため,以下の範囲でパラメータを設定してください。
    SCRはPCRの65%以下
    MBSは5以上(デフォルト値は30)
  7. service_category_patternの設定値がcbr_cbr_ubr_vbr,cbr_abr_ubr_vbr,cbr_ubr_ubr_vbr,abr_ubr_ubr_vbr,gfr_clp_priority,gfr2s,gfr2mの場合,trafficコマンドで構成定義を変更すると,変更したトラフィッククラスを使用しているVCの属すVP下のすべてのVCの送信および受信が一時停止します。例えばVCのセルレートが100kbpsで10000セルが保持されていた場合,停止時間は1分50秒程度,セルレートが1Mbpsで10000セルが保持されていた場合,5秒程度です。輻輳が発生しなければ,上記の例のように多くのセルが保持されることはありませんが,該当するVCにつき,送信するセルが多く保持されているほど,またVCのセルレートが小さいほど,停止時間が長くなります。
  8. サービスカテゴリGFRまたはGFR2を設定の場合,以下の収容条件に注意して設定してください。
    • LineのタイプがOC-3c/STM-1 ATM1ポート版の場合,ΣVPPCR≦140000kbpsであること
    • Lineのタイプが25Mbps ATMの場合,ΣVPPCR≦18000kbpsかつVP数は8本以下であること
  9. サービスカテゴリGFRおよびGFR2を設定の場合,ミニマムセルレート分の帯域は,トラフィック量が帯域より小さい場合でも,常に割り当てされたVCのために確保されます。帯域の有効活用のため,ミニマムセルレートは必要な最低保証帯域を設定してください。
  10. atmコマンドのvp_shaping_numberおよびservice_category_patternの設定値により,同一の回線にtrafficコマンドで設定可能なサービスカテゴリ,およびプライオリティとの関係を「表8-1 atmコマンド設定値とtrafficコマンド設定値の関係」に示します。
  11. IPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報の変更を行い,applyコマンドを実行していない場合,本コマンドを入力するとコマンドの実行前にapplyコマンドを自動で実行し,変更したIPルーティングプロトコル情報,IPマルチキャストルーティングプロトコル情報が運用に反映されます。
  12. 日本電信電話株式会社(NTT)のATMデータ通信網サービスであるメガデータネッツと接続する際の設定については,「解説書 Vol.2 10.3.3 メガデータネッツ」を参照ください。

    表8-1 atmコマンド設定値とtrafficコマンド設定値の関係

    atmコマンドvp_shaping_number atmコマンドservice_category_pattern trafficコマンド
    サービスカテゴリ priority
    ≠no cbr_cbr_abr_ubr cbr 2,1
    abr 2
    ubr 4
    cbr_cbr_ubr_ubr cbr 2,1
    ubr 4,3
    cbr_abr_ubr_ubr cbr 2
    abr 2
    ubr 4,3
    abr_abr_ubr_ubr abr 2,1
    ubr 4,3
    ubr_ubr_ubr_ubr ubr 4,3,2,1
    cbr_cbr_ubr_vbr_exclusive cbr 2,1
    ubr 4
    vbr
    cbr_abr_ubr_vbr_exclusive cbr 2
    abr 2
    ubr 4
    vbr
    cbr_ubr_ubr_vbr_exclusive cbr 2
    ubr 4,3
    vbr
    abr_ubr_ubr_vbr_exclusive abr 2
    ubr 4,3
    vbr
    cbr_cbr_ubr_vbr cbr 2,1
    ubr 4
    vbr
    cbr_abr_ubr_vbr cbr 2
    abr 2
    ubr 4
    vbr
    cbr_ubr_ubr_vbr cbr 2
    ubr 4,3
    vbr
    abr_ubr_ubr_vbr abr 2
    ubr 4,3
    vbr
    gfr_clp_priority gfr 3,2,1
    gfr2s gfr2 3,2,1
    gfr2m gfr2 3,2,1
    =no don't care ubr don't care

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