MIBレファレンス

3.7.9　axOspfNbrTable

OSPFの隣接ルータ情報に関するMIBです。

本MIBはグローバルネットワークの情報だけが対象となります。

＜この項の構成＞

(1)　識別子

(2)　実装仕様

(1)　識別子

 
axOspf OBJECT IDENTIFIER ::= {axMib 14}
axOspfNbrTable OBJECT IDENTIFIER ::= {axOspf 10}

(2)　実装仕様

axOspfNbrTableの実装仕様を次の表に示します。

表3-23　axOspfNbrTableの実装仕様

# オブジェクト識別子 SYNTAX アク
セス実装仕様実装
有無

1 axOspfNbrTable
{axOspf 10} SEQUENCE OF AxOspfNbrEntry NA 隣接ルータの情報を格納するテーブル。 Y

2 axOspfNbrEntry
{axOspfNbrTable 1} AxOspfNbrEntry NA 各隣接ルータの情報リスト。
INDEX
{ axOspfNbrDomainNumber,
axOspfNbrIpAddr,
axOspfNbrAddressLessIndex } Y

3 axOspfNbrDomainNumber
{axOspfNbrEntry 1} Integer32 R/O OSPFドメイン番号。 Y

4 axOspfNbrIpAddr
{axOspfNbrEntry 2} IpAddress R/O 隣接ルータのIPアドレス。 Y

5 axOspfNbrAddressLessIndex
{axOspfNbrEntry 3} INTEGER R/O アドレスを持たないインタフェースであるときに有効な，インタフェースの識別子。 Y

6 axOspfNbrRtrId
{axOspfNbrEntry 4} IpAddress R/O 隣接ルータのルータID。 Y

7 axOspfNbrOptions
{axOspfNbrEntry 5} Integer32 R/O 隣接ルータのオプション実行能力。

Bit 0：サービスタイプベースルーティング

Bit 1：所属エリアでの外部経路の受け入れと動作

Bit 2：IPマルチキャストルーティング

Bit 3：NSSAと関係したエリア

Y

8 axOspfNbrPriority
{axOspfNbrEntry 6} Integer32 R/O 隣接ルータのプライオリティ。 Y

9 axOspfNbrState
{axOspfNbrEntry 7} INTEGER R/O この隣接ルータとの関係を表す状態。

down（1）

attempt（2）

init（3）

twoWay（4）

exchangeStart（5）

exchange（6）

loading（7）

full（8）

Y

10 axOspfNbrEvents
{axOspfNbrEntry 8} Counter32 R/O 隣接ルータとの関係で，状態が変わったか，エラーが発生した回数。 Y

11 axOspfNbrLsRetransQLen
{axOspfNbrEntry 9} Gauge32 R/O 再送キューの現在の長さ。 Y

12 axOspfNbmaNbrStatus
{axOspfNbrEntry 10} RowStatus R/NC このエントリのステータスを示します。
active（1）固定。
axOspfIfTypeがnbma時だけアクセス可。 Y

13 axOspfNbmaNbrPermanence
{axOspfNbrEntry 11} INTEGER R/O 隣接ルータを認識した方法を示します。

dynamic（1）

permanent（2）

Y

#	オブジェクト識別子	SYNTAX	アクセス	実装仕様	実装有無
1	axOspfNbrTable {axOspf 10}	SEQUENCE OF AxOspfNbrEntry	NA	隣接ルータの情報を格納するテーブル。	Y
2	axOspfNbrEntry {axOspfNbrTable 1}	AxOspfNbrEntry	NA	各隣接ルータの情報リスト。 INDEX { axOspfNbrDomainNumber, axOspfNbrIpAddr, axOspfNbrAddressLessIndex }	Y
3	axOspfNbrDomainNumber {axOspfNbrEntry 1}	Integer32	R/O	OSPFドメイン番号。	Y
4	axOspfNbrIpAddr {axOspfNbrEntry 2}	IpAddress	R/O	隣接ルータのIPアドレス。	Y
5	axOspfNbrAddressLessIndex {axOspfNbrEntry 3}	INTEGER	R/O	アドレスを持たないインタフェースであるときに有効な，インタフェースの識別子。	Y
6	axOspfNbrRtrId {axOspfNbrEntry 4}	IpAddress	R/O	隣接ルータのルータID。	Y
7	axOspfNbrOptions {axOspfNbrEntry 5}	Integer32	R/O	隣接ルータのオプション実行能力。 Bit 0：サービスタイプベースルーティング Bit 1：所属エリアでの外部経路の受け入れと動作 Bit 2：IPマルチキャストルーティング Bit 3：NSSAと関係したエリア	Y
8	axOspfNbrPriority {axOspfNbrEntry 6}	Integer32	R/O	隣接ルータのプライオリティ。	Y
9	axOspfNbrState {axOspfNbrEntry 7}	INTEGER	R/O	この隣接ルータとの関係を表す状態。 down（1） attempt（2） init（3） twoWay（4） exchangeStart（5） exchange（6） loading（7） full（8）	Y
10	axOspfNbrEvents {axOspfNbrEntry 8}	Counter32	R/O	隣接ルータとの関係で，状態が変わったか，エラーが発生した回数。	Y
11	axOspfNbrLsRetransQLen {axOspfNbrEntry 9}	Gauge32	R/O	再送キューの現在の長さ。	Y
12	axOspfNbmaNbrStatus {axOspfNbrEntry 10}	RowStatus	R/NC	このエントリのステータスを示します。 active（1）固定。 axOspfIfTypeがnbma時だけアクセス可。	Y
13	axOspfNbmaNbrPermanence {axOspfNbrEntry 11}	INTEGER	R/O	隣接ルータを認識した方法を示します。 dynamic（1） permanent（2）	Y

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