コンフィグレーションガイド Vol.3
- <この項の構成>
- (1) ポートチャネルインタフェースでの使用条件
- (2) トラックのコンフィグレーション削除
- (3) BFDセッション数
- (4) 同一装置に対するBFDの設定
(1) ポートチャネルインタフェースでの使用条件
ポートチャネルインタフェース上でBFDを動作させる場合,BFDの障害検出時間がリンクアグリゲーションでの障害検出時間より長くなるように設定してください。BFDの障害検出時間の方が短い場合,一部の回線のダウンをBFDが障害として検出するおそれがあります。
(2) トラックのコンフィグレーション削除
BFDを設定したトラック(コンフィグレーションコマンドtrack nameまたはtype bfd)を削除するときは,ルーティングプロトコルのコンフィグレーションから連携するトラックの設定を削除したあと,該当するトラックを削除してください。BFDを設定したトラックを先に削除した場合,連携するルーティングプロトコルは隣接関係を切断します。
(3) BFDセッション数
BFDを使用しても各プロトコルの収容条件には影響しませんが,BFDセッション数が装置当たりの収容条件を超えないようにしてください。BFDセッション数が収容条件を超えても各プロトコルは動作しますが,BFDによる障害検出ができません。
(4) 同一装置に対するBFDの設定
同一装置に対するBFDセッションは一つのセッションになるように,ネットワークを設計してください。
同一ネットワーク上に存在する装置とループバックインタフェースに設定したアドレスを使用してピアリングしている場合,BGPピアのアドレスを解決しているルーティングプロトコルか,BGPピアのどちらか一方にBFDと連携する設定をしてください。なお,BGPピアのアドレスを解決しているルーティングプロトコルにBFDと連携する設定をすると,より早く障害を検出できます。
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