コンフィグレーションガイド Vol.3
- <この項の構成>
- (1) IPv6 PIM-SMを使用する構成
- (2) IPv6 PIM-SSMを使用する構成
(1) IPv6 PIM-SMを使用する構成
本構成は次の場合に適応します。
- マルチキャスト送信者を限定しない場合
- マルチキャスト送信者が多数存在する場合
- [ネットワークの環境]
- 前提条件として,すべてのルータでユニキャスト経路が必要です。
- 本装置間のマルチキャストルーティングプロトコルにはPIM-SMを使用します。
- 各受信者と本装置間のマルチキャストグループ管理制御にはMLDを使用します。
- 一つの装置をランデブーポイントおよびブートストラップルータとします。
- ランデブーポイントを静的ランデブーポイントとして指定することもできます。この場合,システム立ち上げ時のランデブーポイント決定までの時間を短縮できます。
- [構成図]
- 構成図を次に示します。
図26-23 PIM-SMを使用する構成図
(2) IPv6 PIM-SSMを使用する構成
本構成は次の場合に適応します。
- マルチキャスト送信者を限定する場合(主に配信サーバなど)
- マルチキャスト受信者がMLDv2対応で送信する送信者のアドレスを指定できる場合
- ブロードバンドマルチキャスト通信をする場合
- 多チャンネルマルチキャスト通信をする場合
- [ネットワークの環境]
- 前提条件として,すべてのルータでユニキャスト経路が必要です。
- 本装置間のマルチキャストルーティングプロトコルにはPIM-SSMを使用します。
- 各受信者と本装置間のマルチキャストグループ管理制御にはMLDを使用します(MLDv1を使用する場合はMLD PIM-SSM連携機能の設定が必要です)。
- [構成図]
- 構成図を次に示します。
図26-24 PIM-SSMを使用する構成図
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