コンフィグレーションガイド Vol.3
マルチパスのスタティック経路を設定します。
- <この項の構成>
- (1) IPv4の場合
- (2) IPv6の場合
(1) IPv4の場合
- [設定のポイント]
- ip routeコマンドによる同一宛先の複数スタティック経路の設定で,ディスタンス値の指定を省略するか,または同一のディスタンス値を指定すると,マルチパスを構成できます。
- [コマンドによる設定]
- (config)# ip route 192.168.2.0 255.255.255.0 172.16.1.100 noresolve
スタティック経路192.168.2.0/24のネクストホップとして,隣接ゲートウェイ172.16.1.100を指定します。
- (config)# ip route 192.168.2.0 255.255.255.0 172.16.2.100 noresolve
スタティック経路192.168.2.0/24のネクストホップとして,隣接ゲートウェイ172.16.2.100を指定します。スタティック経路192.168.2.0/24は隣接ゲートウェイ172.16.1.100と172.16.2.100の間でマルチパスを構成します。
(2) IPv6の場合
- [設定のポイント]
- ipv6 routeコマンドによる同一宛先の複数スタティック経路の設定で,ディスタンス値の指定を省略するか,または同一のディスタンス値を指定すると,マルチパスを構成できます。
- [コマンドによる設定]
- (config)# ipv6 route 2001:db8:ffff:2::/64 2001:db8:2:1::2 noresolve
スタティック経路2001:db8:ffff:2::/64のネクストホップとして,隣接ゲートウェイ2001:db8:2:1::2を指定します。
- (config)# ipv6 route 2001:db8:ffff:2::/64 2001:db8:2:2::2 noresolve
スタティック経路2001:db8:ffff:2::/64のネクストホップとして,隣接ゲートウェイ2001:db8:2:2::2を指定します。スタティック経路2001:db8:ffff:2::/64は隣接ゲートウェイ2001:db8:2:1::2と2001:db8:2:2::2の間でマルチパスを構成します。
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