コンフィグレーションガイド Vol.2
特定のフローに対して最低帯域監視をして,違反フレームのDSCPを書き換える場合の例を次に示します。
- [設定のポイント]
- フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出をして,最低帯域監視をする設定をします。最低帯域監視を違反したフレームに対しては,DSCP値を変更する設定をします。
- [コマンドによる設定]
- (config)# policer POLICER-3 in min-rate 200M min-burst 70k penalty-dscp 11
ポリサーエントリ(POLICER-3)を作成して,次に示す設定をします。
- 最低帯域監視の監視帯域:200Mbit/s
- 最低帯域監視のバーストサイズ:70kbyte
- 最低帯域監視の違反フレームのDSCP値:11
- (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST3
IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST3)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
- (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action policer POLICER-3
宛先IPアドレスが192.0.2.10のフローに対してポリサーエントリ(POLICER-3)を指定したIPv4 QoSフローリストを設定します。
- (config-ip-qos)# exit
IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
- (config)# interface gigabitethernet 1/3.100
イーサネットサブインタフェース1/3.100のコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-subif)# ip qos-flow-group QOS-LIST3 in
受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST3)を適用します。
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