コンフィグレーションガイド Vol.2
特定のフローに対して最低帯域監視をして,違反フレームの廃棄クラスを変更する場合の例を次に示します。
- [設定のポイント]
- フレーム送信時に宛先IPアドレスによってフロー検出をして,最低帯域監視をする設定をします。最低帯域監視を違反したフレームに対しては,廃棄クラスを変更する設定をします。
- [コマンドによる設定]
- (config)# policer POLICER-2 out min-rate 300M min-burst 80k penalty-discard-class 2
ポリサーエントリ(POLICER-2)を作成して,次に示す設定をします。
- 最低帯域監視の監視帯域:300Mbit/s
- 最低帯域監視のバーストサイズ:80kbyte
- 最低帯域監視の違反フレームの廃棄クラス:2
- (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST2
IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST2)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
- (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action policer POLICER-2
宛先IPアドレスが192.0.2.10のフローに対してポリサーエントリ(POLICER-2)を指定したIPv4 QoSフローリストを設定します。
- (config-ip-qos)# exit
IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
- (config)# interface gigabitethernet 1/3
イーサネットインタフェース1/3のコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-if)# ip qos-flow-group QOS-LIST2 out
送信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST2)を適用します。
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