コンフィグレーションガイド Vol.2
特定のフローに対して最大帯域監視と最低帯域監視をして,違反フレームのDSCPを書き換える場合の例を次に示します。
- [設定のポイント]
- フレーム受信時に宛先IPアドレスによってフロー検出をして,最大帯域監視と最低帯域監視をする設定をします。最低帯域監視を違反したフレームに対しては,DSCP値を変更する設定をします。
- [コマンドによる設定]
- (config)# policer POLICER-4 in max-rate 800M max-burst 120k min-rate 300M min-burst 70k penalty-dscp 22
ポリサーエントリ(POLICER-4)を作成して,次に示す設定をします。
- 最大帯域監視の監視帯域:800Mbit/s
- 最大帯域監視のバーストサイズ:120kbyte
- 最低帯域監視の監視帯域:300Mbit/s
- 最低帯域監視のバーストサイズ:70kbyte
- 最低帯域監視の違反フレームのDSCP値:22
- (config)# ip qos-flow-list QOS-LIST4
IPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を作成します。本リストを作成すると,IPv4 QoSフローリストモードに移行します。
- (config-ip-qos)# qos ip any host 192.0.2.10 action policer POLICER-4
宛先IPアドレスが192.0.2.10のフローに対してポリサーエントリ(POLICER-4)を指定したIPv4 QoSフローリストを設定します。
- (config-ip-qos)# exit
IPv4 QoSフローリストモードからグローバルコンフィグレーションモードに戻ります。
- (config)# interface port-channel 20.200
ポートチャネルサブインタフェース20.200のコンフィグレーションモードに移行します。
- (config-subif)# ip qos-flow-group QOS-LIST4 in
受信側にIPv4 QoSフローリスト(QOS-LIST4)を適用します。
All Rights Reserved, Copyright(C), 2014, 2020, ALAXALA Networks, Corp.