コンフィグレーションガイド Vol.3

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28.1.7 帯域管理機能

帯域管理機能は,対象となるマルチキャストチャネルリストに帯域値を設定して,該当するマルチキャストチャネルの学習時に帯域値を集計することで,MLDインタフェース単位で帯域上限値を超えるマルチキャストグループへの参加を制限する機能です。

<この項の構成>
(1) マルチキャストチャネルリストへの帯域値の割り当て
(2) 帯域管理対象のマルチキャストチャネルリストの設定
(3) マルチキャストグループへの参加判定
(4) 注意事項

(1) マルチキャストチャネルリストへの帯域値の割り当て

マルチキャストチャネルが使用する帯域値は,マルチキャストチャネルリストに設定した帯域値によって決定します。マルチキャストチャネルリストの帯域値は,コンフィグレーションコマンドipv6 multicast bandwidthでVRFまたはグローバルネットワーク単位に設定します。

同じマルチキャストチャネルを複数のマルチキャストチャネルリストに設定している場合,ipv6 multicast bandwidthコマンド設定時のシーケンス番号が小さい帯域値を優先します。

(2) 帯域管理対象のマルチキャストチャネルリストの設定

帯域管理対象のマルチキャストチャネルリストは,コンフィグレーションコマンドipv6 mld bandwidth-limit-filterで指定します。マルチキャストチャネルリストを指定しない場合,該当するVRFまたはグローバルネットワークに設定したすべての帯域管理対象のマルチキャストチャネルリストが対象になります。

(3) マルチキャストグループへの参加判定

設定した帯域上限値と,MLD Report(参加要求)メッセージの受信によって集計した使用中の帯域値を比較します。このとき,使用中の帯域値が帯域上限値以下の場合だけ,マルチキャストグループへの参加を許可します。

(4) 注意事項

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