コンフィグレーションガイド Vol.3

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24.2.4 Querierの決定

IGMPルータはQuerierかNon-Querierのどちらか一方の役割を果たします。同一ネットワーク上に複数のルータが存在する場合,そのうちの一つが定期的なIGMP Queryメッセージを送信するQuerierになります。

Querierを決定するには,同一ネットワーク上に存在するIGMPルータから受信したIGMP Queryメッセージの送信元IPv4アドレスと自インタフェースのIPv4アドレスを比較します。自インタフェースの方が小さければQuerierとして動作します。自インタフェースの方が大きければNon-Querierとなり,IGMP Queryメッセージは送信しません。この動作によって同一ネットワーク上にはQuerierは一つだけ存在することになります。QuerierとNon-Querierの決定を次の図に示します。

図24-5 QuerierとNon-Querierの決定

[図データ]

[図データ]

Querierになると,送信元IPv4アドレスが自インタフェースより小さいIGMP Queryメッセージを受信するまでQuerierとして動作して,IGMP Queryメッセージを定期的(デフォルトでは125秒)に送信します。

Non-QuerierはIGMP Queryメッセージを一定時間(デフォルトでは255秒)受信しなかった場合,Querierとして動作します。

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