コンフィグレーションガイド Vol.2
- <この項の構成>
- (1) 優先度決定についての注意事項
- (2) ユーザ帯域設定についての注意事項
- (3) シェーパユーザワンタッチ設定機能使用時の注意事項
- (4) MIBおよび運用コマンドの統計値に関する注意事項
- (5) 運用コマンドclear shaper実行時のMIBの注意事項
(1) 優先度決定についての注意事項
ユーザ優先度マッピングを使用する場合,QoSフローの優先度変更で変更した優先度も変更されます。
(2) ユーザ帯域設定についての注意事項
- LLRLQユーザの最大帯域と全シェーパユーザの最低帯域の合計が回線帯域を超えている場合,各シェーパユーザの最低帯域が保証されないことがあります。
- LLPQで通常ユーザごとの最低帯域を常に保証する場合,回線内のすべての通常ユーザでLLPQ最大帯域を最低帯域以下に設定する必要があります。最低帯域が保証されない例を次に示します。
表19-24 最低帯域が保証されない例(ポート帯域および各通常ユーザの最大帯域は10Gbit/s)
LLPQに対する各通常ユーザの入力帯域は,通常ユーザ1が7Gbit/s,通常ユーザ2が0です。LLPQ以外のユーザ送信キューに対する各通常ユーザの入力帯域は,通常ユーザ1が0,通常ユーザ2が7Gbit/sです。
シェーパユーザ LLPQに対する
入力帯域
(Gbit/s)LLPQ以外の
ユーザ送信キューに対する入力帯域
(Gbit/s)LLPQ最大帯域の
設定値
(Gbit/s)最低帯域の
設定値
(Gbit/s)送信帯域
(Gbit/s)通常ユーザ1 7 0 6 5 6 通常ユーザ2 0 7 4
この例では,LLPQ最大帯域の設定値が6Gbit/sのため,LLPQ入力のある通常ユーザ1のLLPQに6Gbit/sを割り当てます。通常ユーザ1はLLPQに最低帯域を超える6Gbit/sを割り当てているため,LLPQ以外のユーザ送信キューに割り当てる帯域がありません。
通常ユーザ2はLLPQに割り当てた帯域がないため,最低帯域の5Gbit/sをLLPQ以外のユーザ送信キューに割り当てようとします。しかし,未使用帯域が4Gbit/sしかないため,ユーザ送信キューに対して割り当てられる帯域は4Gbit/sです。このため,通常ユーザ2の送信帯域は,設定した最低帯域以下の4Gbit/sになります。
(3) シェーパユーザワンタッチ設定機能使用時の注意事項
オートネゴシエーションを指定したイーサネットインタフェースに対し,階層化シェーパのユーザ帯域を省略して設定した場合は,該当するインタフェースで解決できる最大の回線速度を基にユーザ帯域を割り当てます。例えば,オートネゴシエーションだけを指定している場合は,オートネゴシエーションで解決した結果が100Mbit/sであっても,回線帯域は1000Mbit/sとしてユーザ帯域を割り当てます。
(4) MIBおよび運用コマンドの統計値に関する注意事項
axShaperグループおよび運用コマンドshow shaper portの統計情報は,本装置内で周期的に更新した結果で応答するため,周期時間内での再取得では更新されません。axShaperグループおよび運用コマンドshow shaper portの統計情報の更新周期の目安を次の表に示します。
表19-25 axShaperグループおよび運用コマンドshow shaper portの統計情報更新目安時間
シェーパユーザ数 キュー数 廃棄優先度数 全ユーザの更新時間 ポート内 NIF内 標準 8キュー 4 10秒 120秒 2 5秒 60秒 4キュー 4 10秒 120秒 2 5秒 60秒 拡張 8キュー 4 30秒 360秒 2 15秒 180秒 4キュー 4 180秒 36分 2 60秒 12分
(5) 運用コマンドclear shaper実行時のMIBの注意事項
運用コマンドclear shaperを実行した場合は,axShaperグループの統計情報が少なく表示されることがあります。
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