sflow sample
本装置に適用するサンプリング間隔を指定します。
[入力形式]
- 情報の設定・変更
sflow sample <sample count>
- 情報の削除
no sflow sample
[入力モード]
(config)
[パラメータ]
- <sample count>
-
本装置に適用するサンプリング間隔を指定します(単位:パケット)。設定したサンプリング間隔ごとに1個パケットを確率に従ってサンプリングします(例えば,サンプリング間隔を512に設定した場合は,パケットごとに1/512の確率でサンプリングします)。
運用コマンドshow interfacesで,sFlow統計を有効にするポートの稼働状態の受信または送信パケット流量(packet/s)をすべて調べてください。「表15‒1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安」の,合計したパケット流量(packet/s)に対応する「目安となるサンプリング間隔」が推奨値になります。
-
本パラメータ省略時の初期値
省略できません
-
値の設定範囲
1,2,8,32,128,512,2048,8192,32768,131072,524288,2097152,8388608,33554432,134217728,536870912
1または式(2×4^n)のnに0〜14を入れた値を指定してください。これら以外の値が入力された場合,入力値に応じて自動的にこれらの値を設定し動作します。その場合の具体的な入力値と設定値の関係を「表15‒2 サンプリング間隔繰り上げ表」に示します。
表15‒1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安 合計したパケット流量(packet/s)
目安となるサンプリング間隔
目安となる構成
8kpacket/s以下
8
32kpacket/s以下
32
128kpacket/s以下
128
100Mbit/sイーサネット×1本
512kpacket/s以下
512
2Mpacket/s以下
2048
1Gbit/sイーサネット×1本
8Mpacket/s以下
8192
10Gbit/sイーサネット×1本
32Mpacket/s以下
32768
128Mpacket/s以下
131072
10Gbit/sイーサネット×48本
512Mpacket/s以下
524288
100Gbit/sイーサネット×8本
1.6Gpacket/s以下
2097152
100Gbit/sイーサネット×16本
表15‒2 サンプリング間隔繰り上げ表 コマンド入力されたサンプリング間隔
実際に動作するサンプリング間隔
1
1
2
2
3〜8
8
9〜32
32
33〜128
128
129〜512
512
513〜2048
2048
2049〜8192
8192
8193〜32768
32768
32769〜131072
131072
131073〜524288
524288
524289〜2097152
2097152
2097153〜8388608
8388608
8388609〜33554432
33554432
33554433〜134217728
134217728
134217729〜536870912
536870912
- (例)
-
<sample count>に1000が指定された場合は,2048(=2×4^5)で動作します。
-
[コマンド省略時の動作]
本装置に適用するサンプリング間隔は536870912(=2×4^14)になります。
[通信への影響]
なし
[設定値の反映契機]
設定値変更後,すぐに運用に反映されます。
[注意事項]
-
「表15‒1 稼働環境でのサンプリング間隔の目安」の「目安となるサンプリング間隔」で示した推奨値より短いサンプリング間隔を設定する場合は,他機能の動作も含め,装置としての動作を十分に検証してからサンプリング間隔を設定してください。
[関連コマンド]
なし