コンフィグレーションコマンドレファレンス Vol.2


system queue-length

装置内キューのキュー長を変更します。

[入力形式]

情報の設定・変更
system queue-length pru-fe to-nif <nif no.> <queue no.> <queue length> [<queue no.> <queue length> ...]
情報の削除
no system queue-length pru-fe to-nif <nif no.>

[入力モード]

(config)

[パラメータ]

pru-fe to-nif <nif no.>

PRU-FE NIF送信キューのNIF番号を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    省略できません

  2. 値の設定範囲

    パラメータに指定できる値」を参照してください。

<queue no.> <queue length> [<queue no.> <queue length> ...]

PRU-FE NIF送信キューのキュー長を指定します。NIF当たり8個まで指定できます。

<queue no.>

キュー長を変更するキュー番号を指定します。複数のキューを変更する場合は,すべて異なるキュー番号を指定してください。

<queue length>

キュー長を指定します。

  1. 本パラメータ省略時の初期値

    少なくとも一つのキュー番号,およびキュー長の指定が必要です。省略した場合,デフォルト値が適用されます。デフォルト値は「表9‒3 PRU-FE NIF送信キューのキュー長のデフォルト値」を参照してください。

  2. 値の設定範囲

    <queue no.>:1〜8

    <queue length>:キュー長の設定範囲を次の表に示します。

    表9‒2 PRU-FE NIF送信キューのキュー長の設定範囲

    設定できる値

    設定できるキュー長の合計

    4095,8191,16383,32767,65535,131071

    NIF当たりの合計を131071以下とする必要があります。

    注※

    本コマンドで指定したキュー番号のキュー長の合計値です。キュー長の指定を省略したキュー番号のキュー長は合計値に含みません。その場合,キュー長をデフォルト値として扱います。デフォルト値は「表9‒3 PRU-FE NIF送信キューのキュー長のデフォルト値」を参照してください。

[コマンド省略時の動作]

次の表に示すキュー長で動作します。

表9‒3 PRU-FE NIF送信キューのキュー長のデフォルト値

PRUのFE数

装置のデフォルト値

1

2047

2

4095

[通信への影響]

設定値を反映するためにNIFを再起動している間は,該当するNIFを経由する通信が停止します。

[設定値の反映契機]

キュー長を変更した場合,指定したNIFを手動で再起動したあとに運用に反映されます。

[注意事項]

  1. キュー長を設定する場合,次の点に注意してください。

    • キュー長を設定できるのは,NIFのボードタイプがPE-NIFに指定されている場合だけです。

    • キュー長を変更できるNIFはPE-NIFだけです。PE-NIF以外のNIFを指定した場合,システムメッセージが出力されて,運用に反映されません。

    • FE数が2のPRUでは,キュー長に4095を指定できません。指定した場合,システムメッセージが出力されて,運用に反映されません。

[関連コマンド]

system nif board-type