コンフィグレーションガイド Vol.3


25.1.12 VRFでのIPv4 PIM-SMランデブーポイント候補の設定

[設定のポイント]

VRFで本装置をランデブーポイント候補として使用する場合,ランデブーポイントアドレスとして該当VRFのループバックインタフェースにIPv4アドレスを設定します。また,管理するグループアドレスを設定します。

VRF 10で管理するグループアドレスを233.252.0.0/24,該当VRFのループバックインタフェースをloopback 30,ループバックインタフェースに設定したIPv4アドレスを203.0.113.10とした場合の設定例を次に示します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface loopback 30

    (config-if)# vrf forwarding 10

    (config-if)# ip address 203.0.113.10

    (config-if)# exit

    VRF 10のループバックインタフェース(loopback 30)にIPv4アドレスを設定します。

  2. (config)# ip access-list standard MLTGROUP1

    (config-std-nacl)# permit 233.252.0.0 0.0.0.255

    (config-std-nacl)# exit

    VRF 10で管理するグループアドレスのアクセスリスト(MLTGROUP1)を作成します。

  3. (config)# ip pim vrf 10 rp-candidate loopback 30 group-list MLTGROUP1

    本装置をVRF 10のランデブーポイント候補として設定します。管理するグループアドレスにはアクセスリスト(MLTGROUP1)を指定します。