コンフィグレーションガイド Vol.3


25.1.11 VRFでのIPv4 PIM-SM/PIM-SSM動作インタフェースの設定

[設定のポイント]

VRFでPIM-SMを使用する場合,VRFにIPv4マルチキャストルーティング機能を設定して,そのVRFの一つ以上のインタフェースにPIM-SMまたはPIM-SSMを設定します。PIM-SMおよびPIM-SSMはインタフェースコンフィグレーションモードで設定します。

マルチキャストの送信者と受信者が本装置に直接接続するような,隣接ルータが存在しないVRFでも本設定は必要です。

VPN 2にVRF 10を対応させ,VRF 10のインタフェースのIPv4アドレスを10.3.1.1/24とした場合のPIM-SMおよびPIM-SSM構成例を次の図に示します。

図25‒3 VRFでのPIM-SM/PIM-SSM構成例

[図データ]

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/2

    ポート1/2のコンフィグレーションモードに移行します。

  2. (config-if)# vrf forwarding 10

    ポート1/2にVRF 10を設定します。

  3. (config-if)# ip address 10.3.1.1 255.255.255.0

    ポート1/2にIPv4アドレスを設定します。

  4. (config-if)# ip pim sparse-mode

    (config-if)# exit

    ポート1/2にPIM-SMおよびPIM-SSMを設定します。