19.2.5 経路選択の設定
- [設定のポイント]
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コストの設定はipv6 ospf costコマンドを使用して,インタフェース単位で設定します。
なお,maximum-pathsコマンドで1を設定した場合,経路のコスト値が等しい場合でも,イコールコストマルチパスを構築しません。
ここでは,シングルパスの経路を使用する場合の設定例を示します。
[コマンドによる設定]
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(config)# ipv6 router ospf 1
(config-rtr)# maximum-paths 1
(config-rtr)# exit
OSPFv3最大パス数を1に設定します。
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(config)# interface gigabitethernet 1/1
(config-if)# ipv6 ospf 1 area 0
(config-if)# ipv6 ospf cost 10
(config-if)# exit
コストを10に設定します。
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(config)# interface gigabitethernet 1/2
(config-if)# ipv6 ospf 1 area 0
(config-if)# ipv6 ospf cost 2
コストを2に設定します。ポート1/2のコスト値をポート1/1のコスト値よりも小さくすることによって,ポート1/2を経由する経路が優先されます。