コンフィグレーションガイド Vol.2


27.2.3 ITU-T Y.1731 CFMの設定

ITU-T Y.1731でドメインを設定する手順を説明します。ここでは,次の図に示す本装置Aの設定例を示します。

図27‒31 ITU-T Y.1731 CFMの設定例

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) MAの設定

[設定のポイント]

レベルおよびMAIDを対向装置と一致させる必要があります。設定が異なる場合,本装置と対向装置は同一MAと判断されません。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ethernet cfm mel 2 meg 20

    (config-ether-cfm)# meg-id icc 342612 umc TtoO

    レベル2とMA 20を設定します。また,MAIDを設定します。

(2) MEPの設定

[設定のポイント]

MEPの設定数は,収容条件数以内に収まるように設定してください。

設定したMEPの運用を開始するには,装置のCFMを有効にする設定が必要です。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    (config-if)# ethernet cfm mep mel 2 meg 20 mep-id 211

    (config-if)# exit

    ポート1/1に,レベル2,MA 20に所属するMEPを設定します。

  2. (config)# ethernet cfm enable

    本装置のCFMの運用を開始します。

(3) CCの設定

[設定のポイント]

cc enableコマンドの設定直後から,CCが動作します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ethernet cfm mel 2 meg 20

    (config-ether-cfm)# cc interval 10sec

    (config-ether-cfm)# cc enable

    レベル2,MA 20で,CCMの送信間隔を10秒に設定したあとにCCの動作を開始します。