コンフィグレーションガイド Vol.2


27.2.2 IEEE802.1ag CFMの設定

IEEE802.1agでドメインを設定する手順を説明します。ここでは,次の図に示す本装置Aの設定例を示します。

図27‒30 IEEE802.1ag CFMの設定例

[図データ]

〈この項の構成〉

(1) ドメインおよびMAの設定

[設定のポイント]

レベル,ドメイン名称,およびMAIDを対向装置と一致させる必要があります。設定が異なる場合,本装置と対向装置は同一MAと判断されません。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ethernet cfm domain-level 2 ma 2

    (config-ether-cfm)# domain-name str operator_2

    (config-ether-cfm)# ma-id str BaseA_to_BaseD

    (config-ether-cfm)# exit

    レベル2とMA 2を設定します。また,ドメイン名称およびMAIDを設定します。

(2) MEPの設定

[設定のポイント]

MEPの設定数は,収容条件数以内に収まるように設定してください。

設定したMEPの運用を開始するには,装置のCFMを有効にする設定が必要です。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# interface gigabitethernet 1/1

    (config-if)# ethernet cfm mep domain-level 2 ma 2 mep-id 201

    (config-if)# exit

    ポート1/1に,レベル2,MA 2に所属するMEPを設定します。

  2. (config)# ethernet cfm enable

    本装置のCFMの運用を開始します。

(3) CCの設定

[設定のポイント]

cc enableコマンドの設定直後から,CCが動作します。

[コマンドによる設定]

  1. (config)# ethernet cfm domain-level 2 ma 2

    (config-ether-cfm)# cc interval 10sec

    (config-ether-cfm)# cc enable

    レベル2,MA 2で,CCMの送信間隔を10秒に設定したあとにCCの動作を開始します。