19.2.2 ポートチャネルインタフェースの設定
ポートチャネルインタフェースでは,チャネルグループ上で動作する機能を設定します。
ポートチャネルインタフェースは,コンフィグレーションコマンドで設定するか,コンフィグレーションモードでchannel-group modeコマンドを設定すると自動で生成されます。
(1) チャネルグループ上で動作する機能の設定
- [設定のポイント]
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ポートチャネルインタフェースでは,IPアドレスなどチャネルグループ上で動作する機能を設定します。ここでは,ポートチャネルインタフェースを設定する例を示します。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface range gigabitethernet 1/1-2
(config-if-range)# channel-group 10 mode on
(config-if-range)# exit
ポート1/1,1/2をスタティックモードのチャネルグループ10に追加します。チャネルグループ10のポートチャネルインタフェースが自動生成されます。
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(config)# interface port-channel 10
チャネルグループ10のコンフィグレーションモードに移行します。
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(config-if)# ip address 192.0.2.1 255.255.255.0
ポートチャネルにIPアドレスを設定します。
(2) ポートチャネルインタフェースのshutdown
- [設定のポイント]
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ポートチャネルをshutdownに設定すると,チャネルグループに追加されているすべてのポートの通信を停止します。リンクアップしているポートは,リンクアップしたまま通信停止状態になります。
[コマンドによる設定]
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(config)# interface range gigabitethernet 1/1-2
(config-if-range)# channel-group 10 mode on
(config-if-range)# exit
ポート1/1,1/2をスタティックモードのチャネルグループ10に追加します。
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(config)# interface port-channel 10
(config-if)# shutdown
コンフィグレーションモードに移行してshutdownを設定します。ポート1/1,1/2の通信が停止して,チャネルグループ10は停止状態になります。