コンフィグレーションガイド Vol.1


12.2.8 カスタマイズ配分のコンフィグレーション設定

これまでの手順で決定した配分パターンを,コンフィグレーションへ設定します。設定時の指定方法は次の3とおりです。

〈この項の構成〉

(1) エントリ数指定

スクリプト実行時に,パラメータですべてのエントリ種別のエントリ数を指定して,カスタマイズ配分パターンをコンフィグレーションへ設定します。エントリ数指定でのスクリプト実行例を次の図に示します。

図12‒36 カスタマイズ配分のコンフィグレーション設定(エントリ数指定)
# python /scripts/custom_route.pyc set 512 8 64 0 256 96                 <-1
 1:AX8600R  2:AX8600S  3:AX8300S
 Specify the model : 1                                                   <-2
 1:router-1  2:router-1s
 Specify the hardware profile : 2                                        <-3
    +----------------------------------------------------------------
    | KEY : 1002ff00100104000010020100000000
    | Hardware profile : router-1s
    +----------------+--------------------+--------------------------
    | Entry          | K entries(entries) | Unused K entries(entries)
    +----------------+--------------------+--------------------------
    | IPv4 unicast   |   512 K ( 524288)  |  + 768 K (+ 786432)
    | IPv4 multicast |     8 K (   8000)  |  +   0 K (+      0)
    | IPv6 unicast   |    64 K (  65536)  |  + 384 K (+ 393216)
    | IPv6 multicast |     0 K (      0)  |  +   8 K (+   8000)
    | MAC address    |   256 K ( 262144)  |  + 256 K (+ 262144)
    | ARP and NDP    |    96 K (  96000)  |  + 144 K (+ 144000)
    +----------------------------------------------------------------
Do you want to apply to the running configuration? (y/n): y              <-4
!#
2016/XX/XX 16:24:39 UTC 1-1(A) S6 CONFIG 3f000001 00 000000000000 A forwarding
 table allocation configuration was changed. Restart all the PRUs.       <-5
!#                                                                       <-6
  1. カスタマイズ配分のコンフィグレーション設定用スクリプト(エントリ数指定)を実行します。

  2. 装置モデルを選択します。これまでの手順で決定した装置モデルを選択してください。

    スクリプト実行時にカスタマイズ配分用キー情報を指定した場合や,パラメータを省略した場合は表示されません。

  3. ハードウェアプロファイルを選択します。これまでの手順で決定したハードウェアプロファイルを選択してください。

    スクリプト実行時にカスタマイズ配分用キー情報を指定した場合や,パラメータを省略した場合は表示されません。

  4. 表示されたカスタマイズ配分パターンを確認して,コンフィグレーションを変更する場合は「y」を入力します。

  5. 正常にカスタマイズ配分のコンフィグレーションが設定された場合にこのシステムメッセージが表示されます。ただし,手動コミットモードの場合は,コンフィグレーションコマンドcommit(commit running)を実行した契機で表示されます。

  6. このスクリプトでは,コンフィグレーションコマンドsaveおよびcommitを実行しません。そのため,必要に応じて別途実行してください。

(2) キー情報指定

スクリプト実行時にカスタマイズ配分用キー情報を指定して,キー情報に基づくカスタマイズ配分パターンをコンフィグレーションへ設定します。カスタマイズ配分パターンの表示フォーマットは「図12‒36 カスタマイズ配分のコンフィグレーション設定(エントリ数指定)」を参照してください。

(3) 生成済みパターン指定

スクリプト実行時にパラメータを指定しないで,直前に生成したカスタマイズ配分パターンをコンフィグレーションへ設定します。カスタマイズ配分パターンの表示フォーマットは「図12‒36 カスタマイズ配分のコンフィグレーション設定(エントリ数指定)」を参照してください。