コンフィグレーションガイド Vol.2
本装置内にはいくつかのキューがあります。各キューの動作状況および統計情報は,運用コマンドshow qos queueingおよびshow shaperで確認できます。
- <この項の構成>
- (1) AX8608Rの装置内キューとフレームの流れ
- (2) AX8616RおよびAX8632Rの装置内キューとフレームの流れ
- (3) NIF種別ごとの装置内キューとフレームの流れ
- (4) PE-NIFで階層化シェーパを使用した場合の装置内キューとフレームの流れ【OP-SHPS】
(1) AX8608Rの装置内キューとフレームの流れ
装置内キューとフレームの流れを次に示します。
図19-1 AX8608RのPRU-1AでBCU-CPUを経由する場合
図19-2 AX8608RのPRU-1AでBCU-CPUを経由しない場合
図19-3 AX8608RのPRU-2AでBCU-CPUを経由する場合
図19-4 AX8608RのPRU-2AでBCU-CPUを経由しない場合
(2) AX8616RおよびAX8632Rの装置内キューとフレームの流れ
装置内キューとフレームの流れを次に示します。
図19-5 AX8616RおよびAX8632RのPRU-1AでBCU-CPUを経由する場合
図19-6 AX8616RおよびAX8632RのPRU-1AでBCU-CPUを経由しない場合
図19-7 AX8616RおよびAX8632RのPRU-2AでBCU-CPUを経由する場合
図19-8 AX8616RおよびAX8632RのPRU-2AでBCU-CPUを経由しない場合
(3) NIF種別ごとの装置内キューとフレームの流れ
本装置では,NIF種別ごとに装置内キューの有無および装置内キューの実装部位が異なります。NIF種別ごとの装置内キューの実装部位を次の表に示します。
表19-1 NIF種別ごとの装置内キューの実装部位(1/3)
NIF種別 キュー種別 ポート受信キュー ポート送信キュー NIF FE受信キュー NIF FE送信キュー PRU-FE NIF受信キュー PRU-FE NIF送信キュー NL1G-12T FE FE − − − − NL1G-12S FE FE − − − − NL1GA-12S※ NIF NIF NIF NIF FE FE NLXG-6RS FE FE − − − − NLXGA-12RS※ NIF NIF NIF NIF FE FE NLXLG-4Q NIF NIF NIF NIF FE FE NLCG-1Q FE FE − − − − NMCG-1C FE FE − − − − 表19-2 NIF種別ごとの装置内キューの実装部位(2/3)
NIF種別 キュー種別 PRU-FE CPU送信キュー PRU-FE SSW受信キュー PRU-FE SSW送信キュー PRU-SSW FE受信キュー NL1G-12T FE FE FE SSW NL1G-12S FE FE FE SSW NL1GA-12S※ FE FE FE SSW NLXG-6RS FE FE FE SSW NLXGA-12RS※ FE FE FE SSW NLXLG-4Q FE FE FE SSW NLCG-1Q FE FE FE SSW NMCG-1C FE FE FE SSW 表19-3 NIF種別ごとの装置内キューの実装部位(3/3)
NIF種別 キュー種別 PRU-SSW FE送信キュー BCU-PA PRU受信キュー BCU-CPU PA受信キュー BCU-CPU送信キュー NL1G-12T SSW PA CPU CPU NL1G-12S SSW PA CPU CPU NL1GA-12S※ SSW PA CPU CPU NLXG-6RS SSW PA CPU CPU NLXGA-12RS※ SSW PA CPU CPU NLXLG-4Q SSW PA CPU CPU NLCG-1Q SSW PA CPU CPU NMCG-1C SSW PA CPU CPU (凡例) −:キューが存在しない
注※ このNIFはPE-NIFです。
NLXLG-4QおよびPE-NIF以外のNIF搭載時の装置内キューとフレームの流れについては,「(1) AX8608Rの装置内キューとフレームの流れ」および「(2) AX8616RおよびAX8632Rの装置内キューとフレームの流れ」を参照してください。
AX8616RおよびAX8632RでNLXLG-4Qを使用した場合の,装置内キューとBCU-CPUを経由しないフレームの流れを次に示します。
図19-9 NLXLG-4Q使用時にAX8616RおよびAX8632RのPRU-1AでBCU-CPUを経由しない場合
図19-10 NLXLG-4Q使用時にAX8616RおよびAX8632RのPRU-2AでBCU-CPUを経由しない場合
AX8616RおよびAX8632RでPE-NIFを使用した場合の,装置内キューとBCU-CPUを経由しないフレームの流れを次に示します。
図19-11 PE-NIF使用時にAX8616RおよびAX8632RのPRU-1AでBCU-CPUを経由しない場合
図19-12 PE-NIF使用時にAX8616RおよびAX8632RのPRU-2AでBCU-CPUを経由しない場合
(4) PE-NIFで階層化シェーパを使用した場合の装置内キューとフレームの流れ【OP-SHPS】
PE-NIFで階層化シェーパを使用した場合は,ポートシェーパを使用した場合と比較して,次に示す装置内キューが異なります。
- ポートシェーパ使用時のポート送信キューは,階層化シェーパ使用時はユーザ送信キューとなる
例として,AX8616RおよびAX8632R,PRU-1Aで,階層化シェーパを使用した場合の,装置内キューとBCU-CPUを経由しないフレームの流れを次に示します。
図19-13 PE-NIFで階層化シェーパ使用時にAX8616RおよびAX8632RのPRU-1AでBCU-CPUを経由しない場合
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